セイコープレザージュとスタジオジブリ作品『紅の豚』がコラボレーション｜SEIKO

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セイコープレザージュ×スタジオジブリ『紅の豚』をモチーフとした数量限定モデル全2機種がリリース

日本の美意識を体現するウオッチブランド・セイコープレザージュより、スタジオジブリ作品『紅の豚』にインスピレーションを得た数量限定モデル2機種が、2020年6月19日（金）より国内、海外で順次リリースされる予定だ。※変更となる可能性があります

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

『紅の豚』の舞台、アドリア海と飛行艇サボイアS-21をディテールに反映

「セイコープレザージュ　スタジオジブリ紅の豚コラボレーションモデル」は、プレザージュとスタジオジブリが大切にしている日本の真摯なモノ作りという相通ずる考え方が生んだコラボレーションウオッチだ。これまでプレザージュが採用してきた琺瑯という伝統技術を活用し、現代的な日本の芸術を表現するため、スタジオジブリの長編アニメーション作品『紅の豚』に着想を得て誕生した。

スタジオジブリは、高畑勲、宮崎駿両監督のアニメーション映画制作を目的とし、1985年6月に活動を開始した。その創造的な独自の世界観、特徴的なビジュアルと物語性で、現在も世界中のアニメーションファンの支持を獲得している。

その代表作品のひとつが、1992年に公開された『紅の豚』だ。舞台は1920年代のアドリア海。暴れまわる空賊を相手に賞金稼ぎをする、自らに魔法をかけて豚に姿を変えた男、ポルコ・ロッソを描いた作品であり、鮮やかなアニメーションを通して飛行のロマンが漂う名作だ。

本モデルのデザインには、アドリア海の美しい風景と、ポルコの飛行艇サボイアS-21の描写から着想を得たディテールが反映されている。ダイアルは飛行艇のコックピット表示パネルからインスピレーションを得ており、視認性の高い時分針やアラビア数字、緻密な目盛りを採用。またダイアルは温かみのある美しさを表現するために、琺瑯職人の横澤満氏の監修による白と黒の琺瑯ダイアルが搭載された。

モデルは全2機種。スプリングドライブモデルではサボイアS-21尾翼の「R」マークは6時位置に、メカニカルモデルでは3時位置に、尾翼のカラーリングとともに配されている。またスプリングドライブモデルでは尾翼のカラーリングを白い文字盤、赤い秒針、緑のパワーリザーブ表示の組み合わせで表現している。メカニカルモデルの黒ダイアルには、プロペラをイメージして特別に作られた秒針が採用され、『紅の豚』のディテールをオマージュする。

さらにムーブメントの美しさを覗かせるシースルーの裏蓋のガラス部分にはポルコの姿が描かれ、ガラス周りには、作品からの名セリフ「飛ばねえ豚はただの豚だ」がイタリア語で記されている。ストラップはサボイアS-21の鮮やかな赤色と、尾翼と同じ赤、白、緑の色のステッチが映える黒色の2本が付属される。

この限定コラボレーションモデルは、宮崎駿監督からのメッセージ「時間にしばられずに生きましょう」が表記された特別仕様の木製ボックスに、ストラップ2本に加えポルコが刻印されたセーム革の時計用クロスがセットされ、スプリングドライブモデルは世界限定500本、メカニカルモデルは世界限定600本で取り扱われる。