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2020年10月28日
「ラムダ グラスヒュッテ時計産業175年」限定モデル|NOMOS GLASHÜTTE
NOMOS GLASHÜTTE|ノモス グラスヒュッテ
グラスヒュッテに継承される、優れた時計製造の技術を記念するウオッチ
ノモス グラスヒュッテが、175年にわたるグラスヒュッテの時計産業を祝福するステンレススティール製の高級精密時計「ラムダ」のエナメルホワイト、ブラック、ブルーダイアルの限定エディションを各々数量限定175本で発表した。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
エレガントでありながら日常でも使用可能
グラスヒュッテの時計産業が始まってから175年を祝福する「ラムダ グラスヒュッテ時計産業175年」として3つの新しいタイムピースが発表された。新しいステンレススティール製40.5 ミリのケースに、ホワイト、ブラック、ブルーの文字盤、クロノメーター基準に調整されたムーブメントを搭載した、それぞれ175本の限定生産。歴史あるグラスヒュッテの伝統的な技術によって製作された特別なモデルである。
文字盤はエナメル調の光沢が特別な深みを与え、カーブした文字盤とサファイアクリスタルガラスがその効果を一層引き立てている。念入りにポリッシュ仕上げが施されたステンレススティール製ケースは、精密な高級時計でありながら、日常的にも使いやすい。「Lambda(ラムダ)」という名前は数学でいうところの「本質的価値」に由来し、不変の価値を意味する言葉だ。
「ラムダ」にはパワーリザーブインジケーターが備わっており、文字盤上に円弧を描き、84時間、3.5日分のゼンマイ残量を表示する。4本の細い針はこの時計に優美さを与え、動的なオブジェであるかのような印象を与えている。
ムーブメントにはキャリバーDUW1001が搭載されているが、これはDUW(ドイツ時計製品・Deutsche Uhrenwerke)の名を冠した最初のキャリバーだ。大きめだが薄型のツインバレル式キャリバーは、29個のルビーを搭載。そのうちの6つは、グラスヒュッテの伝統的技法を踏襲し、ハンドポリッシュされたネジ留めのシャトンを装着している。同じくすべてのパーツのエッジはハンドポリッシュで仕上げられており、スティールのパーツも鏡面仕上げが施されている。
そしてグラスヒュッテの伝統技術のひとつである丁寧に仕上げられた3/4プレートの磨きは、特筆すべき美しさだ。このサンビーム状の仕上げはノモスのコレクションの中でもDUW1001とDUW2002(トノー型のムーブメント)だけに見られるもの。またテンプ受けの上にセットされたスワンネック緩急針のバネには、ドイツ語で「グラスヒュッテより愛を込めて」と、ベテラン時計師の手作業によって刻印されており、これはグラスヒュッテの時計製造の高い技術と、この街の持つ豊かな遺産を表すものと言えるだろう。
ラムダ グラスヒュッテ時計産業175年
- Ref.|NM960.S1、NM960.S2、NM960.S3
- パワーリザーブ|約84時間
- ケース素材|SS
- ケース径|40.5mm
- ストラップ素材|レザー(ホーウィン社製シェルコードバン)
- 防水|3気圧
- 価格|85万円(税別)
- 数量|各175本限定
問い合わせ先
大沢商会 時計部
Tel.03-3527-2682
https://nomos-glashuette.com/ja