伝統デザインを現代解釈。アヴァンギャルドな「モナコ クロノグラフ」|TAG HEUER
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2022年8月1日

伝統デザインを現代解釈。アヴァンギャルドな「モナコ クロノグラフ」|TAG HEUER

TAG HEUER|タグ・ホイヤー

幾何学的なデザインに精悍なブラックが映える。F1モナコグランプリに捧げる「タグ・ホイヤー モナコ スペシャルエディション」

スイスの高級時計ブランド タグ・ホイヤーは、モータースポーツや大胆で革新的なウオッチを愛する人の胸を躍らせる「タグ・ホイヤー モナコ スペシャルエディション」を発表した。1970年代に人気を博したモナコから着想を得て、DLCコーティングを施したチタン製ケースを採用し、コレクションの大胆な革新性を体現する特別なクロノグラフだ。

Text by OZAKI Sayaka

ブラックコーティングされたチタンを初めて採用した限定エディション

タグ・ホイヤー「モナコ クロノグラフ」は1969年の発売以来、その大胆なイノベーションでウオッチメイキングのあらゆる側面に挑んできた。手巻き式クロノグラフしかなかった時代、モナコは初の自動巻きクロノグラフのひとつとして登場した。
当時のモナコは、ダイアルに従来のブラックやホワイトを使用せず、鮮やかなブルーでペイントされ、明るいホワイトのレジスターとレッドのアクセントが鮮やかさを一層引き立てていた。しかし、当時最も斬新だったのはモナコのフォルムだ。ほぼすべてのクロノグラフがラウンド型であったという伝統を見事に覆し、しかも初めて角型防水ケースを採用。さらに「モナコ」という名前自体も、伝説的なF1レースの危険な雰囲気とは対照的に、モナコ公国の比類なき贅沢感を反映した、ウオッチの二面性を捉えたものだ。
モナコの発表から50年以上経った今、タグ・ホイヤーがこの伝説的なモナコ シリーズに、スペシャルエディションを加えた。この新作の特徴は、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが施されたグレード2チタン製ケースだ。チタンは、強度と軽さを独自に兼ね備えた耐腐食性の高性能素材であり、DLCコーティング加工によって、レーサー用ツールとしての用途に耐えられる強度と、深みのある豊かな色合いが実現されている。また、ケースはグレイン仕上げにするためにサンドブラスト加工が施されている。さらに、コーティング技術の進歩により、ケースだけでなく、リュウズやプッシャー、ケースバックにも耐久性に優れたブラックコーティングが施されている。そして針にはスーパールミノバ®が塗布され、昼夜を問わずどんな状況でも最適な視認性を確保する。
ダイアルは、 モナコの「スクエアの中のサークル」という幾何学形状で全く新しく生まれ変わり、対照的な仕上げの2種類のパーツで構成されている。ダイアル中央の円はサーキュラーブラシによるサテン仕上げで、モータースポーツのスピード感と滑らかさを反映。一方、ダイアルの外側はサンドブラスト加工によるグレイン仕上げでタイヤとサーキットのグリップを表現し、ドラマティックなコントラストを生み出すと共に、ダイアルとケースが溶け合うかのような見事なデザインに導かれている。クロノグラフのレジスターにはブラックオパーリン仕上げが施されており、クロノグラフのディープレッドの時分針に対するパーフェクトな背景となっている。
本作に搭載された自社製ホイヤー02ムーブメントは、 1970年代の初代モナコ クロノグラフに搭載されたムーブメントとはまた別の際立ったコントラストを見せる。このムーブメントには、クロノグラフに動力を供給する伝統的なコラムホイールが搭載され、ローズゴールドコーティングで装飾されたローターなどの美しい仕上げを、サファイアケースバックから鑑賞することができる。

タグ・ホイヤー モナコ スペシャルエディション

  • Ref.|CBL2180.FC6497
  • ムーブメント|自動巻き(キャリバー ホイヤー02)
  • ケース素材|Ti(ブラックDLC加工、サンドブラスト加工)
  • ケースサイズ|39mm
  • ストラップ素材|ブラックアリゲーター
  • 防水|10気圧
  • 価格|96万8000円(税込)
問い合わせ先

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
Tel.03-5635-7054
https://www.tagheuer.com