量産型スケルトンデザインの凄み。レイモンド・ウェイルによるヴィンテージ風渾身作|RAYMOND WEIL
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2021年11月19日

量産型スケルトンデザインの凄み。レイモンド・ウェイルによるヴィンテージ風渾身作|RAYMOND WEIL

RAYMOND WEIL|レイモンド・ウェイル

ブロンズ製ベゼルと、アントラシートカラーで彩られたマスキュリンなフリーランサー新作「2785 SBC 60000」

スイス・ジュネーブに本拠を構えるレイモンド・ウェイルより、近代的なフルスケルトンデザインをベースに最古の金属と言われるブロンズ素材をベゼルに採用した、新デザインのタイムピース「2785 SBC 60000」が、2021年11月下旬より全国の販売代理店にて取り扱い開始される。

Text by OZAKI Sayaka

マスキュリンなスタイルを強調するブロンズ製ベゼルとアントラシートカラー

モードとクラシックを融合した「フリーランサー」は、創業者レイモンド・ウェイルの高い創造意欲や挑戦への姿勢をはじめとしたアントレプレナーシップへのオマージュとして2007年に誕生し、既成概念に囚われず自ら運命を切り開く男性像を個性的なデザインで表現するコレクションだ。このコレクションの新作として、近代的なフルスケルトンデザインをベースとし、最古の金属と言われるブロンズ素材をベゼルに採用した「2785 SBC 60000」がリリースされた。2020年に発表された「フリーランサー」のフルスケルトンシリーズをベースデザインに、深みのある洗練された印象が魅力のアントラシートカラーのスケルトンムーブメントを搭載している。
 
アントラシートは、ブラックに近いダークグレーのような色合いを持つフランスの伝統色で、繊細な色付けの作業によって得られる。高い可鍛性と密着力で色ムラなく均一に塗装ができる、プラチナ合金を用いたNAC仕上げという特殊なコーティング技術を、ムーブメントの地板と受け、ローターに施し、深く艶のある漆塗りのような美しさを演出している。
 
それぞれのパーツをスケルトン化し、地板と受けにペルラージュ装飾を、ローターにヘアライン加工を施し、スイス時計製造の伝統と革新を表現。文字盤を完全にスケルトン化することで、6時位置のテンプ周辺に透明感と奥行きを生み出し、自社開発ムーブメント「RW 1212」の美しさを示しているのだ。
インハウスムーブメント「RW 1212」とは、レイモンド・ウェイルの開発チームがムーブメントメーカーのセリタ社の協力を得て、18カ月の歳月を費やし、2017年に完成させたもの。通常12時位置にあるバランスホイールを、真逆の6時位置に配して機械式時計の精密で美しい動きが文字盤側から眺められるようパーツ設計や重さを調整して、スケルトン化。キャリバー名の「RW 1212」とは、レイモンド・ウェイル本社所在地ジュネーブ州グラン・ランシーの郵便番号に由来するものだ。
誠実な時計造りを信念に持つ、レイモンド・ウェイルのフラッグシップコレクションにふさわしいムーブメントである。

2785 SBC 60000

  • Ref.|2785-SBC-60000
  • ムーブメント|自動巻き(レイモンド・ウェイル専用キャリバー RW1212)
  • ケース素材|SS
  • ケース径|42mm
  • ストラップ素材|ブラウンレザー(エイジング加工)
  • 防水|10気圧
  • 価格|39万6000円(税込)
問い合わせ先

GMインターナショナル
Tel.03-5828-9080
https://raymond-weil.jp