SEIKO|国産ダイバーズウオッチ生誕45周年
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2015年5月1日

SEIKO|国産ダイバーズウオッチ生誕45周年

SEIKO|セイコー

国産ダイバーズウオッチ生誕45周年を祝う特別限定モデル

Text by OPENERS

国産初の本格ダイバーズウオッチを、1965年に発売したセイコー。潜水作業の実態に即してダイバーからのヒアリングをおこない、独自技術の数々を盛り込んできた。こうしたセイコーの規格に基づいて、現在のJIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)のダイバーズウオッチ規格は制定されている。 1986年に発売された1000m防水仕様の「プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル」は、同シリーズの最高峰に位置づけられる時計だ。ワンピース構造のケースや、独自の素材と形状のパッキンを採用。気密性と水密性を確保し、ヘリウムエスケープバルブを用いずに飽和潜水へと対応している。また、硬質コーティングをほどこしたチタン製ケースの外側にはさらにセラミックス製のプロテクターを被せることで、回転ベゼルの誤作動を防ぎ、すぐれた耐衝撃性を実現している。

SEIKO|セイコー 01

SEIKO|セイコー 02

今回発売となる国産ダイバーズウオッチ誕生45周年を記念した限定モデル、マリーンマスター プロフェッショナル「ホワイトドルフィン」は、セラミックス製プロテクターをホワイトセラミックスで成型。黒いウレタンバンドには「SEIKO」、「 PROFESSIONAL He-GAS DIVER’S 1000m」の文字が白で印刷され、ケースと同様、黒と白のコントラストがアクセントとなっている。

プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル“ホワイトドルフィン”
クォーツ、Ti×セラミックスケース×ウレタンストラップ、限定300本、22万500円。

セイコーウオッチ お客様相談室
0120-061-012

BRAND HISTORY
日本を代表するウオッチブランド、セイコーの歴史は、1881年に創業者の服部金太郎氏が東京・銀座(当時の京橋区釆女町)に設立した服部時計店からはじまる。時計の小売り、修繕を行うほか、舶来物の仕入れも積極的に行い、同社は順調に業績を伸ばしていった。

1892年には、時計製造工場「精工舎」を設立し、念願だった自社製品の製造もスタートする。1895年、初の自社製造による懐中時計「タイムキーパー」、そして1913年には国産初の腕時計「ローレル」が誕生。1924年からは文字盤に「SEIKO」という欧文のブランド表記も見られはじめるようになる。

戦後、セイコーは本格的な世界進出を視野に入れ、本場スイスに追いつけ追い越せをスローガンに高精度・高品質を掲げ、自社製品のグレードアップを図っていく。そのあくなき開発の末、セイコーの最高峰商品として1960年にグランドセイコーが誕生。当時のスイス公式機関が定める高精度認定「クロノメーター」基準に比肩する、厳しい15日間の品質基準を自社内に設け高精度を管理した。

以降、「GS規格」といわれる厳格な検査基準を実施し続け、現在に至るまで徹底的なクオリティコントロールを図っている。また同じ頃、セイコーはスイス「ニューシャテル天文台コンクール」「ジュネーブ天文台コンクール」に参加しはじめ、好成績をおさめてスイス勢を驚嘆させた。

1964年には東京オリンピックの公式計時を担当。そのためにもさらなる高精度と携帯性を目指す必要があり、その際の開発研究が世界初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」の誕生にもつながっている。

同モデルが誕生したのは1969年。有名な「クオーツショック」という一大ムーブメントを、スイス時計界に巻き起こすきっかけにもなった。 こうして世界的地位を確立した後も、セイコーは、機械式、クオーツの両面から、さまざまな画期的アプローチを試みている。1974年には、国産腕時計の最高級ブランドとして「クレドール」を立ち上げる。

さらに1999年には、機械式とクオーツのメリットをあわせ持った、第3の駆動機構「スプリングドライブ」を発売。2004年にはセイコーのフラッグシップである「グランドセイコー」にもスプリングドライブを搭載し、その高度な技術力をふたたび海外勢に知らしめた。

【創業年】1881年
【創業地】日本、東京・京橋区
【主なシリーズ名】グランドセイコー、クレドール、セイコーガランテ
【問い合わせ先】セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012
公式サイト:http://www.seiko-watch.co.jp/

           
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