「極薄型ケースに精緻なスケルトンムーブメントを搭載した新作「ピアジェポロスケルトン」｜PIAGET

PIAGET｜ピアジェ

「ピアジェポロ」初の精緻を凝らしたスケルトンモデルが登場

ラグジュアリースポーツウオッチ「ピアジェポロ」コレクションから、初のスケルトンモデルがリリースされた。ダイアルカラーはCVD加工によるピアジェブルーと、ガルバニック加工のスレートグレーの2種類。3月1日（月）より全国のピアジェブティックにて一般発売されている。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

エレガンス、実用性と着け心地の良さを融合した薄型ウオッチ

ピアジェは長きにわたり、並外れて薄さを誇る機構を生み出すことで知られてきたメゾンだ。トゥールビヨン、ムーンフェイズ機構、エナメル加工、ダイヤモンドセッティングなど、様々な機能や加工を採用し、なかには世界で最も薄いスケルトンムーブメントを含む、数多くの記録を達成してきた。

そして、ピアジェは、とびきりの薄さと精緻を極めたスケルトン化を両立するキャリバーの開発というメゾンを象徴するふたつの分野の融合に取り組み、2021年、「ピアジェポロ」で初のスケルトンモデル「ピアジェポロスケルトン」を誕生させた。

「極薄型ケースに精緻なスケルトンムーブメントを搭載した新作「ピアジェポロスケルトン」｜PIAGET

本作は、ピアジェが1979年に生み出した画期的なラグジュアリースポーツウオッチ「ピアジェポロ」をフルスケルトン化したバージョン。精巧なスケルトンムーブメントを邪魔しないよう、針までもがスケルトン化され、透明性を極めている。まさに、身に着ける芸術品と呼ぶにふさわしい仕上がりだ。

本作の開発に向けて、ピアジェのデザイナーと技術者たちは、ウオッチの特徴的なシェイプ、ラウンド型のベゼルに囲まれた曲線的なケース、クッション型の文字盤、そしてスリムな輪郭を再考し、さらにケースを既存のバージョンより30パーセントも薄くし、ピアジェ自社製薄型自動巻きムーブメントも進化させるという課題に挑んだ。

42ミリ径のステンレススチール製ケースに、コレクション史上最も薄い6.5ミリのオフセンターのマイクロローターを備えた自動巻きムーブメント「1200S1」を搭載。開発から製造まで一貫して自社で行われたムーブメントは、わずか2.4ミリというウエハースのような薄さだ。微細な部品が複雑に組み合わされているにも関わらず、堅牢かつ信頼性も高く、パワーリザーブ44時間、3気圧防水を実現している。