BLANCPAIN|共鳴するランボルギーニとブランパン
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2014年12月25日

BLANCPAIN|共鳴するランボルギーニとブランパン

BLANCPAIN|ブランパン

ブランパン副社長兼マーケティング責任者
アラン・デラムラ氏インタビュー

未来へと続く感動を求めて

1735年にスイスで創業し、現存する世界最古の時計ブランドとして知られる「ブランパン」と、イタリアのスーパースポーツカーブランド「ランボルギーニ」。この異なる2ブランドが最初に出会ったのは、いまから5年前の2009年のこと。いまとなっては、“時計”と“クルマ”という異業種がコラボレーションするという話は珍しくないが、ブランパンには興味深いある拘りがある。それは時計のどこにも「ランボルギーニ」の文字がないということ。何故か。その答えの先に、ブランパンの未来が見えてくる。

Text by SHIBUYA YasuhitoPhotographs by TSUKAHARA Takaaki

共通する理念を持った2ブランドがタッグを組む意味

「ブランパンとランボルギーニのパートナーシップはロゴ入りの製品を作るためのものではありません。お互いへの敬意から生まれた、もっと奥の深いものなのです」

ランボルギーニとブランパン。今年で6年目を迎えた、自動車界と時計界の頂点を極めるこの2つのブランドのコラボレーションは、どんな経緯で、どのような考えで実現したのか。両社の間にはどんな共通点があるのか。ブランパンの副社長兼マーケティング責任者のアラン・デラムラ氏に訊いた。

BLANCPAIN|ブランパン 02

BLANCPAIN|ブランパン 03

「ハイエンドの機械式時計しか作らないことを宣言している私たちと、最高峰のスポーツカーしか作らないランボルギーニ。そもそも、メカニカルムーブメントとクルマのメカニカルな部分には共通する魅力があります。

しかし、ランボルギーニとブランパンにはそれ以上に、DNAともいえる点で共通する要素が非常に多いのです。どちらもメーカーとしては、業界では決して大きな規模ではありません。それに製品の大きさはかなり違いますが、どちらも基本的にインハウス・マニュファクチュール、つまり社内での一貫生産で製品作りをおこなっている点も共通しています。また、研究開発に積極的にお金をかけるところも共通しています。

そして、何よりも共通しているのは、感動を求めて製品作りに取り組むという、モノ作りの基本姿勢です。私たちもランボルギーニも、パッション(情熱)とエモーション(感動)。それにプラスして確固たる未来への長期ビジョンを持って、製品を作っています。そんな、共通する理念を持った私たちが一緒に何かをするのは意味があると考えたのです」

BLANCPAIN|ブランパン

ブランパン副社長兼マーケティング責任者
アラン・デラムラ氏インタビュー

未来へと続く感動を求めて

どこにも「ランボルギーニ」のロゴがない

このパートナーシップ、そもそものはじまりは5年前、2009年に溯る。ランボルギーニが「ランボルギーニ・ガヤルド」を使った、ワンメイクレースシリーズ「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」をはじめるに当たって、時計業界にパートナーを求めたのがきっかけだった。

「他と違うことをやりたいと考えていること。ジャンルは異なりますが製品としての本質を求めていること。そして最終的にはランボルギーニが長期に渡る確固としたビジョンを持っていること。これがパートナーシップを決断する決め手になりました」

BLANCPAIN|ブランパン 08

BLANCPAIN|ブランパン 09

そして誕生したのが「L-エボリューション」コレクションの一連のモデルだ。スポーティでダイナミックなデザイン、革新的なムーブメントが融合したこのレーシーな腕時計は、ブランパンの中でも最もアヴァンギャルドでレーシーなオーラを放っている。このコレクションで何よりも興味深いのは、どこにも「ランボルギーニ」のロゴがないこと。意外に思えるのだが、デラムラ氏は当然のことだという。

「私たちのパートナーシップは、ロゴマーク付きの腕時計やクルマを作るためのものではありません。それぞれの世界で最高峰を極めたブランド同士の、総合的なパートナーシップなのです」

「L-エボリューション」は、パートナーシップを象徴するもののひとつに過ぎないと語るデラムラ氏。今後の両社が、この奥の深いパートナーシップでどんな世界を見せてくれるのか、長い目で見守っていきたいものだ。

ブランパン ブティック銀座

Tel.03-6254-7233

           
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