Cartier|間もなくカルティエ初のダイバーズ モデルが日本市場に登場
Cartier|カルティエ
CALIBRE DE CARTIER DIVERWATCH
間もなくカルティエ初のダイバーズ モデルが日本市場に登場
1月20日から24日まで、スイス・ジュネーブにてSIHH(Salon International Haute Horlogerie=国際高級時計サロン、通称ジュネーブサロン)が開催された。ここで本発表となったのが、カルティエの「カリブル ドゥ カルティエ ダイバー ウォッチ」である。
Text by KOIZUMI Yoko
完全自社開発・製造のCal.1904搭載
「カリブル ドゥ カルティエ ウォッチ」とは、2010年のSIHHで発表されたカルティエの男性のためのウォッチコレクションであり、カルティエが自社開発・製造した自動巻きムーブメント「Cal.1904-PS MC」を搭載する。カリブルとはキャリバーを意味しており、カルティエがマニュファクチュールであることの象徴的なコレクションといえる。メンズ・ウォッチに求められる力強さと、メゾンが創り上げた気品を兼ね備えており、とくに12時位置に大胆に配されたローマ数字は独自の世界観を見せている。
そしてキャリバーに採用される“1904”とは、ルイ・カルティエが友人である飛行家アルベルト・サントス-デュモンのためにレザーストラップ付きの腕時計を創出した年のこと。こうした特別な年を時計に記すところにもメンズ・ウォッチのロマンが感じられる。
登場以来、またたく間に人気を博したカリブル ドゥ カルティエ ウォッチに、2013年に『カリブル ドゥ カルティエ クロノグラフ』が、そして今年『カリブル ドゥ カルティエ ダイバー ウォッチ』がラインナップに加わり、コレクションの一層の充実が図られている。
同モデルの最大の特徴は、「ダイバー」の名前が示す通り、本格派ダイバーズ ウォッチであることだ。国際規格ISO6425(International Organization for Standardization。国際標準化機構)をクリアしており、300m防水性能、逆回転防止ベゼル、スーパールミノバを塗布したインジケーターなどを装備する。とくにベゼルは120ノッチ(40の歯と3つのポイント)を備えた構造により、30秒単位の高精度の計測が行なえ、回転時にあえて明確な動作音を持たせたことも安全性への配慮がうかがえる。さらに高性能ダイバーズウォッチにもかかわらず、厚さは11mmと着け心地を損なうことがないのだ。これは大きな魅力といえよう。
さて、このモデルは1月に開催されたSIHHでも話題を集め、デリバリー開始時期が注目を集めていたが、日本市場には5月にラバーモデルのデリバリーを予定。ステンレススティール、コンビ、ピンクゴールドをラインナップし、価格はステンレススティール×ラバーストラップが81万円(税抜)となる。これまでのコレクションの人気を見れば、こちらも人気を博すことは間違いなさそうだ。