SEIKO|銀座のシンボルのなかで、上質を体験する
SEIKO presents WAKO GENTLEMEN'S CLUB
銀座のシンボルのなかで、上質を体験する
去る12月9、10日の2日間、和光本館にて「SEIKO presents WAKO GENTLEMEN'S CLUB」が開催された。干場義雅氏が提案する紳士にふさわしい装いとは?
Text by FUKUTOME Ryoji
パーソナリティを務めたのはファッションディレクターの干場義雅氏
大人の街、銀座の中心に建ち、この地のシンボルともいえる和光。陽が落ち、建物の前が待ち合わせの人たちで賑いはじめる、ちょうどその頃、和光本館では紳士淑女が集う、ちょっとお洒落なイベントがおこなわれようとしていた。
去る12月9、10日の2日間、「SEIKO presents WAKO GENTLEMEN'S CLUB」と銘打った会が、和光らしく落ち着いた雰囲気のなか開催されたのだ。会場の入口で出迎えてくれたのが、ハリウッド映画を彩ったスキャバルの生地で製作されたスーツたち。『ゴッドファーザー』でマーロン・ブランドが、『アンタッチャブル』でケビン・コスナーが、『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオが、『カジノ』でロバート・デ・ニーロが、それぞれ着用したスーツである。
会場では、その高級服地を扱うスキャバルが和光で展開する「SCABAL personal for WAKO」のパターンオーダーを体験できるコーナーが用意され、ボルサリーノの帽子やジョン ロブの靴など、ラグジュアリーなアイテムがさり気なく並べられていた。展示されているものは実に華やかだが、決して派手にはならず、重厚感さえ漂っているのは、やはり和光だから、なのであろう。
空間はもちろん高級感溢れるものだが、会自体はとてもリラックスした楽しいもので、トークショーや、写真家・権藤和也氏によるポートレート撮影サービスなどもおこなわれた。
トークショーは、TOKYO FM「SEIKO ASTRON presents World Cruise」のパーソナリティを務める、ファッションディレクターの干場義雅氏とクルーズコンシェルジュ保木久美子さんによるもので、彼ららしく「セイコー アストロン」を中心に紳士にふさわしい装いについて、軽妙に話を展開させていた。
とくにスキャバルについては、日本法人の社長がトークショーに加わったこともあり、普段はお目にかかれない超高級生地の解説や、和光専用のパターンオーダーの紹介など、高級紳士服の世界を垣間見るよい機会となったようだ。招待客もみんな満足した様子であった。
和光という歴史的な建造物で、上質なお酒と音楽、そして最高級のアイテムにふれるという経験はなかなかできるものではない。本物を知ることのできる貴重なイベントだからこそ、次の開催を期待してしまうのである。
和光
Tel. 03-3562-2111
http://www.wako.co.jp