18Kピンクゴールドケースを採用した「スプリングドライブ8Days」|GRAND SEIKO
GRAND SEIKO|グランドセイコー
高級ウォッチ専門工房「マイクロアーティスト工房」が開発・製造
グランドセイコーの「スプリングドライブ8Days」に18Kピンクゴールドケースを採用した新作が2017年8月11日(金)に発売される。視認性と美しさを両立させたグランドセイコーらしい一本だ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
細かなディテールが奥行きのある美しさを実現
1960年の誕生以来、高い時間精度、見やすさ、使いやすさ、耐久性といった腕時計の本質を追求してきたGRAND SEIKO(グランドセイコー)。
この度、グランドセイコー独自の機構であるスプリングドライブの能力を最大限引き出すムーブメント、キャリバー9R01を18Kピンクゴールドケースに搭載した「スプリングドライブ8Days」の新作が登場する。
開発・製造を手掛けたのは、高級時計の専門工房「マイクロアーティスト工房」。これは2000年に時計の技能を継承する目的でセイコーエプソン株式会社 塩尻事業所内に設立された。「技能五輪金メダリスト」、「黄綬褒章」受章者を含む“現代の名工”が10名所属し、高い技術・技能を活かした時計を手掛けている。
新作の18Kピンクゴールド製ケースは、数トンの圧力をかける冷間鋳造で密度を高めながら形作り、特別な研磨を施している。これにより、通常の貴金属ケースを上回る平滑面とシャープな稜線を両立した。
搭載されるキャリバー9R01は三つの香箱を直列に配置することで、最大約8日間(約192時間)の連続駆動が可能。ムーブメント内の限られたスペースを有効に生かし、装着感に考慮した43mmというケース径も実現している。
一見シンプルなデザインだが、ディテールは凝っている。「受け」が一体型となっており、世界でも稀な構造を採用している。また厚さは他のスプリングドライブモデルの約3倍。これらのことによって、受け自体の加工精度が各段に高まるため、確実に部品を押さえるだけでなく、落下などで衝撃が加わった際に受けが歪んだり、ずれることを防ぐのだ。
受けの輪郭は時計師の手作業による鏡面仕上げ。富士のシルエットを象り、テンパーブルーのねじやルビーを諏訪の街の灯りに見立てている。平面全体に手作業で節目仕上げを施し、鏡面部や、ねじが映えるよう工夫されている。
ダイヤルには、メッキと塗装を多層的に組み合わせることで高い視認性を確保しながら、奥行きのある美しさを実現。漆黒のダイヤルの奥から無数の粒子状のきらめきが放たれる様は、満天の星空を想起させる。針はグランドセイコーの代名詞といえる多面カットされた太い針を採用している。
グランドセイコー スプリングドライブ8Days
ムーブメント|スプリングドライブムーブメント キャリバー9R01(手巻き)
パワーリザーブ|約192時間(約8日間)
石数|56石
ケースサイズ|【外径】43.0mm(りゅうず・突起部含まず)【厚さ】13. 2mm
ケース・中留素材|18Kピンクゴールド
ストラップ|クロコダイル
ダイヤル|ブラック
国内取扱店|セイコープレミアムブティック(東京・大阪)、全国のセイコープレミアムウォッチサロン
発売日|2017年8月11日(金)
価格|440万円(税別)
グランドセイコー 専用ダイヤル
0120-302-617
https://www.grand-seiko.jp/