コケティッシュに装うラグジュアリーモデル|SHELLMAN
SHELLMAN|シェルマン
コケティッシュに装うラグジュアリーモデル
手元を優雅に彩るアンティークウォッチ。そのゴージャスかつ、ユニークな表情には、当時の職人たちの美学が感じられる。今回は、大人の女性の心をとろけさせる、クリエイティビティに満ちた美しいモデルをラインナップ。レディライクな逸品をまとい、特別な時を重ねていきたい。
Photographs by TANABE EriText by NOGUCHI MinakoStyling by 0718
エレガンスが香る ハンターケースウォッチ
19世紀の終わりから20世紀はじめ、王侯貴族の女性たちに好まれていた腕時計が文字盤を豪奢な蓋で覆うハンターケースタイプだった。ジュエリーのひとつとして身につけ、さり気なく時間を確認する優雅な立ち居振る舞いは、当時の高貴な女性のたしなみだったといえる。
時を経て1950年代、デ・ビアス社が開催したダイヤモンドの国際デザインコンテストで、時計ブランド〈オメガ〉がオスカーを受賞。これをきっかけに、ダイヤモンドがあしらわれたゴージャスなハンターケースウォッチにも注目が集まり、美意識の高い女性たちの心を虜にした。
優美なハンターケースモデルは、ジュエリーとしての輝きに溢れ、手元に華やかな存在感をもたらす。蓋を開けると、小さな文字盤が慎ましやかに現れ、その奥ゆかしさが豪華な顔立ちと相まって、女性らしさが際立つ。ドレスアップした日の手元を、エレガントに演出してくれるだろう。
ロマンチシズムの極み ドレスブレスウォッチ
腕時計が登場した19世紀後半、女性のリストウォッチはジュエリーとしての価値が高く、貴婦人のステータスの象徴だった。その豪華な逸品は、現代の腕時計では成し得ることのできない贅沢な作りとともに、職人たちのクラフツマンシップみなぎる独創的なデザインも多く生まれた。
時代の流行や技術の進歩とともに、美しさに磨きをかけながら発展した女性の腕時計は1950年代になり、ブレスレットにさらなる美意識を投入。多くのブランドが他とは一線を画す素材や細やかな技術を追い求め、インパクトのあるスタイルで、女性の手元に、エモーショナルな華やぎをもたらした。
たとえば、パールが連なる可憐で端正な佇まい、ふわりと結んだリボンのような愛らしさ、リフレインするゴールドのラグジュリアリーな重厚感。いずれも手元にまとうと、ため息が出るようなロマンチックな美しさを放つ。繊細さと大胆さをあわせ持つドレスブレスウォッチを、ぜひ堪能してほしい。
個性を可憐に映す デザインケースウォッチ
1920年代に流行したアール・デコのデザイン様式は、女性の腕時計にも大きな影響をもたらした。直線的なフォルムのレクタンギュラーケースを中心に人気を博し、ケースの周囲やサイドにほどこされた、このうえなく細やかなエングレービングが、当時の女性の心をときめかせた。
1930〜50年代になると、ケースデザインのバリエーションが豊かになり、オーバル型やクッション型、ドロップ型などユニークな顔立ちで魅了。さらに、眩く煌めくダイヤモンドなど宝石を飾ったゴージャスなモデルも作られるようになり、身につける女性たちを高揚感で包み込んだ。
精緻な彫刻をあしらった耽美なケースや、ケースそのものが優美なデザインを描くモデルは、高貴でありながら軽快に美しさを携え、品よく軽やかに手元を演出する。カジュアルな装いにもマッチする程よい華やぎは、日常のシーンに甘過ぎない大人のフェミニズムを体現してくれる。
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