BREITLING|クロノスペース
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月27日

BREITLING|クロノスペース

BREITLING|ブライトリング

1940年代のミリタリースタイルと
最新のクォーツ技術が融合

ブライトリング、そして機械式クロノグラフ再生・復興のきっかけとなったのが、1984年にイタリア空軍のエア・アクロバットチーム「フレッチェ・トリコローリ」のために開発された現行「クロノマット」の初代モデルだったのは、時計界ではあまりに有名な話。

文=渋谷康人

Chronospace|クロノスペース

しかし、翌年1985年に発表された大型液晶ディスプレイを持つ多機能クォーツクロノグラフ「エアロスペース」やや「クロノスペース」が、いまも通用するすぐれた機能と使いやすさでクロノマットと同様にパイロット、とくに自家用飛行機の利用が盛んなアメリカのアマチュアパイロットの間で人気モデルとなり、ブライトリング再生・復興に大きく寄与したことは日本では残念ながら、あまり知られていない。

その後、計算尺付きの回転ベゼルを装備したステンレススティールケースのクロノスペースは製造中止となり、エアロスペースのみがディスプレイの大型化、バックライトの装備など着実に進化・発展を続けてきた。
この幻となった「クロノスペース」が2010年、クラシックなデザインで久々に復活した。モチーフとなったのは、第二次世界大戦中に各国空軍に供給されたという「スターシェイプベゼル」付きの爆撃タイマー。メッシュタイプのブレスレットも、このモデルのためにあらたにデザインされたものだ。

機械式の味わいも好きだが、デュアルタイム表示やカレンダー、カウントダウンタイマー、アラーム、1/100秒クロノグラフクォーツならではの多機能もぜひ使いたいという人には、ぜひともおすすめしたい1本である。

スーパークォーツ、ステンレススティールケース&ブレスレット、ケース径48mm、50m5気圧防水、49万3500円、今秋発売予定。

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