TAG Heuer|2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート
TAG Heuer|タグ・ホイヤー
カレラ誕生50周年を祝し多彩なモデルが登場
時計史上初の磁性振動子搭載モデルも発売決定!
今年で誕生50周年を迎えた「カレラ」コレクションとともに、メインホール1階に大きなブースを構えたタグ・ホイヤー。プロダクションモデルとしては史上初となる、磁石を用い、磁性振動子によって調速する「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラム」をはじめ、角型クロノグラフの傑作「モナコ」からも新作が続々と登場。バーゼルの会場を賑わせた。
Text by SHIBUYA Yasuhito
傑作「モナコ」の新作も見逃せない
技術担当副社長のギイ・セモン氏の指揮の下、時計業界の常識を破った機械式モデルを続々と発表。年を追うごとに、機械式時計技術の未来を拓く技術開発を加速し続けるタグ・ホイヤー。新生バーゼルフェアでは、メインホール1階のエントランス右側という“一等地”にブースを構え、スーパースポーツカー「マクラーレン MP4-12C」を展示し、子どもから大人までをクギ付けにした。
バーゼルで発表された新作は、1月にジュネーブで開催した特別展に続き、やはり時計業界を驚愕させるものばかりであった。もちろん、コレクションのハイライトは今年で誕生50周年を迎えた「カレラ」コレクションである。
その中でもっとも革新的で見逃せない製品が、ヒゲゼンマイの代わりに磁石を用い、磁性振動子によって調速する「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラム」だ。2010年発表のコンセプトモデル「タグ・ホイヤー ペンデュラム コンセプト」をベースとしながらも、磁石の反発する力を使って超高速振動で時を刻み、1/100秒の計測を実現した画期的な調速脱進機構・ペンデュラムシステムを搭載する史上初のモデルとなった。時計愛好家にとって今年もっとも気になる新製品のひとつとなることだろう。
なおこのモデルの上級進化版ともいえるコンセプトモデル「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラムズ コンセプト」も同時に発表れた。
また「カレラ」コレクションには、これとは別にバーゼルでも新モデルが登場している。なかでも注目したいのが、フライバック機能付きのクロノグラフ「カレラ キャリバー36 クロノグラフ フライバック」。そしてビッグデイト機構を搭載した「カレラ グランドデイト GMT」だ。
さらに角型クロノグラフの傑作「モナコ」からは、外部からムーブメントに加わる衝撃を軽減するアドバンスト ショックアブソーバー システムを搭載する「モナコ Twenty Four クロノグラフ」の新作や、「モナコ クロノグラフ クラブモナコ記念モデル」が登場した。今年のモデルはこれまでとはひと味違うオールブラック仕様なので、精悍な印象のモデルをお探しの人には、ぜひ一見を勧めたい。
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン
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