冒険家・植村直己も愛用した名作、1970年発売のメカニカルダイバーズを復刻|SEIKO
SEIKO|セイコー
世界限定2500本。「<セイコー プロスペックス>
ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」
1965年に国産初のダイバーズウオッチを製造し、以降50年以上に渡って独自のテクノロジーを搭載したエポックメイクなウオッチをリリースする<セイコー プロスペックス>。このスポーツウオッチブランドより、冒険家・植村直己氏が北極圏での犬ぞり旅行に携行したことで知られる1970年のモデルを復刻した「<セイコー プロスペックス> ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」が、世界限定2500本でリリースされる。
Text by OZAKI Sayaka
オリジナルの持つ雰囲気はそのままに、美観と性能をアップグレード
<セイコー プロスペックス>は、ダイビングやトレッキングなど、スポーツやアウトドアシーンに対応する本格機能を備えたスポーツウオッチブランドである。
1965年に製造された国産初のダイバーズウオッチに続き、1970年に製造された150メートルダイバーズウオッチは、近未来的なフォルムとタフなスペックを備え、世界中のファンに愛され続けたモデルだ。
なかでも冒険家・植村直己(うえむら なおみ)氏が1974年から’76年にかけて行なった北極圏における1万2000キロメートルに及ぶ犬ぞりの旅に携行され、過酷な環境における高い信頼性が実証された。
この1970年のオリジナルモデルをリメイクした「<セイコー プロスペックス> ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」がリリースされた。
復刻にあたっては、オリジナルモデルの持つ流麗なフォルムのケースにザラツ研磨を施して独特のフォルムを再現しつつ、独自の表面加工技術ダイヤシールド加工によって素材本来の美しさや繊細な表面仕上げを末永く保てるように配慮。当時は150メートルの防水仕様だったが、200メートルの空気潜水仕様へとスペックアップした。
さらにセイコーオリジナルのピラミッド状テクスチャーが施されたストラップ素材は、塩化ビニルから強化シリコンへ。風防も無機ガラスからサファイアへと変更することで、現代の高級機にふさわしい美観と耐久性が実現された。
ムーブメントには、部品製造から組み立てまでを一貫して行なう雫石高級時計工房によるダイバーズウオッチ専用のメカニカルムーブメント「8L35」を採用し、腕時計としての基本性能も大幅に向上している。一方で、防水性能が記される裏蓋には、オリジナルと同じ馬蹄型のマーキングが施されており、現代の名機でありながら1970年代当時の雰囲気を纏った復刻モデルならではの魅力に溢れているのだ。