「マルタ・トゥールビヨン」

ケースに合わせ開発された、トゥールビヨンムーブメント

細身のトノー型とは一線を画した、落ち着きと安心感のある新しいトノー型ケース。それに合わせて新設計され、246個の部品から組み上げられた完全自社製トゥールビヨンムーブメント「キャリバー2795」を搭載する新作だ。45時間のパワーリザーブを持ち、振動数はヴァシュロンらしくスローな毎時1万8000振動。なおこのモデルは、新たに規約が改正された新「ジュネーブ・シール」の条件をいち早く満たしている点も、時計愛好家にとってはうれしい。

手巻き、ピンクゴールドケース、ケースサイズ幅38×高さ48.24ミリ、アリゲーターストラップ。1505万7000円（予価）、今秋入荷予定。

「マルタ・スモールセコンド」
眺めれば眺めるほど良さがにじみ出る

「パトリモニー・トラディショナル」のドレスウォッチと同様に、シンプルな要素を巧みに配置して完成させるヴァシュロン・コンスタンタンの美学とセンスがいかんなく発揮された、“技アリ”のスモールセコンドモデル。なにげないデザインだが、見れば見るほど美しく見えてくる。搭載される手巻きムーブメントは自社製で定評のある「キャリバー4400 AS」。エキストラフラットのドレスウォッチと同様に、時計好きならいつかは手に入れたいモデルだ。

手巻き、ピンクゴールドケース、ケースサイズ幅36.7×47.61ミリ。201万6000円（予価）、今秋発売予定。

「マルタ 100周年記念モデル」
100本限定製造の超シンプル2針モデル

1912年に初のトノー型モデルを発表してからちょうど100年を記念して100本限定で発売される、プレミアムなプラチナケースモデル。搭載ムーブメントはスモールセコンドと基本的に同じ自社製「キャリバー4400」だが、スモールセコンドをあえて外すことで、さらにシンプルでスッキリとした顔に仕上げられている。時計を知り尽くした人のための、究極のミニマムウォッチだ。

手巻き、ケースサイズ幅36.7×47.61ミリ。420万円（予価）、今秋発売予定。

「パトリモニー・トラディショナル・14デイズ・トゥールビヨン」
愛好家垂涎、14日間のロングリザーブ

「マルタ・トゥールビヨン」とともに、今年のSIHHのハイライトのひとつとなった、昨年12月に発表された次世代トゥールビヨンモデル。新開発のトゥールビヨン搭載ムーブメント「キャリバー2260」は、14日間のロングリザーブ（フル巻き上げで14日間動き続ける）を実現するために、二段重ねの香箱を2セット、つまり4つの香箱を搭載する。トゥールビヨンのキャリッジはもちろん、ケース裏の地板のフォルム、美しい仕上げも大きな魅力だ。

手巻き、ピンクゴールドケース、ケースサイズ直径42ミリ。2289万円（予価）、今秋発売予定。