動物をモチーフにした新作ハイジュエリーコレクションを一堂に展覧|VAN CLEEF & ARPELS
VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペル
前向きで陽気な世界を描いたハイジュエリーコレクション
ヴァン クリーフ&アーペルは、2017年1月15日までの期間で、銀座本店3Fにて新作ハイジュエリーコレクション「ヴァン クリーフ&アーペルが語るラルシュ ド ノエ(ノアの方舟)」を一般公開中。動物をモチーフにした遊び心溢れるハイジュエリーコレクションだ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
創生の物語「ノアの方舟」を独自に解釈
ヴァン クリーフ&アーペルは創業以来、自然を大切なテーマのひとつとしてきた。その中でも今回は“動物”に特別なオマージュを捧げ、その豊かさと多様性を描き出した。
「ヴァン クリーフ&アーペルが語るラルシュ ド ノエ(ノアの方舟)」は、ウサギやゾウ、ペンギンなどの動物たちをモチーフに、60組以上のつがいをジュエリーに落とし込んだ。一方、想像上の動物であるペガサス、フェニックス、ユニコーンなども作られ、前向きで陽気な遊び心ある世界を描いている。
何世紀にもわたり芸術家たちが描いてきた創生の物語を独自に解釈し、動物をモチーフにクリップという形にした。ブローチとは異なり二重の固定ピンを持つクリップは、創業以来ヴァン クリーフ&アーペルを代表するアイテムだ。
アイテムの素材にはダイヤモンドやカラーサファイアが使われている。その輝きを高めるのはオパールの煌めきやオニキスの艶、ターコイズの光沢だ。入念に選別されたハードストーンは、なめらかな平面、または立体的にジュエリーの表面を形作る。
また複雑なエングレービングや研磨を経て、動物たちがまるで生きているかのような躍動感を吹き込んだ。それぞれに異なる雰囲気、鮮やかなシェード、洗練されたディテールが生命の美しさを再現し、職人の技術がそれを引き立てている。
例えばペンギンをモチーフにした「パングワン クリップ」は2頭のペンギンが寄り添い、お互いの翼の先にそっと触れている、優美な構図を持つ作品。翼はダイヤモンドで縁取りし、北極に住むペンギンにみられる漆黒の毛並みを強調した。
ダイヤモンドが輝くお腹は、背中のオニキスとのコントラスを成し、不規則に並んだカボションコーラルで海面に浮かぶ氷を表した。全体的に丸み帯びたこのクリップは、メゾンが大切にする愛や分かち合いの価値を伝える。
またキリンがモチーフの「ジラフ クリップ」はストーンを直接メタルに散りばめることで滑らかな表面を作る、マストセッティング技術を用いた。様々なカットが施されたエメラルドやサファイアがキリンの班模様を表現している。ひづめとたてがみにはブラックスピネルを配し、ゴールドのシルエットにブラックのアウトラインを描いている。
そのほかのアイテムも入念にセッティングされたイエローゴールドやパフトップ モーヴサファイアが作品を際立たせている。
ぜひこの機会にヴァン クリーフ&アーペルが放つ、遊び心ある世界観を体感してみてほしい。
ヴァン クリーフ&アーペルが語るラルシュ ド ノエ
開催期間|2017年1月15日(日)まで
場所|ヴァン クリーフ&アーペル 銀座本店 3F
東京都中央区銀座3-5-6
ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク
0120-10-1906
http://www.vancleefarpels.com