TAG Heuer|ル・マン
Watch & Jewelry
2015年3月30日

TAG Heuer|ル・マン

TAG Heuer|タグ ホイヤー

ル・マン24時間レースへとかけてきた情熱

アウディと1-2-3フィニッシュの喜びを分かち合う

タグ・ホイヤーとル・マン24時間レース、そのかかわりは40年という長きにわたるもの。今年2010年タグ・ホイヤーが公式パートナーを務めるアウディがル・マン24時間レースにて、レース史上最速の1-2-3フィニッシュを達成、タグ・ホイヤーとアウディはともに勝利を分かち合うこととなった。

Text by OPENERS

今年で創業150周年を迎えるタグ・ホイヤー。高精度の計測機器と時計開発にいそしんできた同社の歴史において、「ル・マン24時間レース」とのかかわりはとても深い。1970年公開の映画「栄光のル・マン」でポルシェ917Kを操縦していたスティーブ・マックイーンはタグ・ホイヤーの「モナコ」を着用、この名モデルは一躍その名を知られることとなった。その後も1973年にフェラーリ312PBスポーツプロトタイプを誇るスクーデリア・フェラーリの公式タイプキーパー、およびパートナーに就任。2007年にはプジョースポーツとともにル・マン24時間レースに復帰し、2009年にはマルク・ジェネ

327_03_tagheuer

写真はスティーブ・マックイーンの息子、チャド・マックイーン(右)とタグ・ホイヤーのアンバサダーを務めるF1レーサー、ルイス・ハミルトン。

アレクサンダー・ヴルツ、デヴィッド・ブラバムがドライバーを務めたプジョースポーツカー#9でともに勝利を分かち合うなど、タグ・ホイヤーはル・マン24時間レースとのかかわりを40年にわたり重ねてきた。

そして今年2010年、タグ・ホイヤーが公式パートナー、そしてタイムキーパーをつとめるアウディがル・マン24時間レースにて、レース史上最速の1-2-3フィニッシュを達成。レースではティモ・ベルンハルト、ロメイン・デュマ、マイク・ロッケンフェラーが運転するアウディ#9がフィニッシュラインを通過、アウディ#8(マルセル・フェスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ)、アウディ#7(リナルド・カペロ、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ)がゴールし、今年12回目の参戦となるアウディ・スポーツは9度目の優勝を果たした。9名のドライバーとウルリッヒ(アウディ・スポーツ責任者)は、タグ・ホイヤーのクロノグラフとロゴを身につけて表彰台に。アウディ・スポーツとタグ・ホイヤーは1-2-3フィニッシュにより、ともにその喜びを分かち合うこととなったのである。

また同様に、モントリオール・グランプリにおいてはルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが勝利をおさめ、マクラーレンも依然、F1チャンピオンシップでトップを走り続けている。タグ・ホイヤーがモータースピリッツへと捧げてきた情熱、その道程はいまだ終わることがないようだ。

BRAND HISTORY
タグ・ホイヤーといえば、創業当時からスポーツ競技に積極的に関わり、特にモータリゼーションの進化を支え続けたブランドとして、レーサーを始めとする多くのアスリートからリスペクトを受けるブランドである。

その前身であるホイヤー社は、1860年、当時弱冠20歳であったエドワード・ホイヤーによって、スイス・サンティミエに創業されている。1868年にリューズ巻き懐中時計の特許を取得、1889年にはパリ万国博覧会でスプリットセコンド・クロノグラフを出品し銀賞を受賞するなど、早い時期から頭角を現していた。

そして、1916年には今なお語り継がれるストップウオッチのマスターピース「マイクログラフ」を発表。この100分の1秒計測が可能という画期的な計測機器で、ホイヤー社はスポーツシーンに欠かすことのでないブランドとして一躍世界的に認知される。

実際、この功績が認められて、1920年のアントワープ大会から続けて、3度のオリンピック公式計時を担当することになる。

すでに1911年の段階で、自動車用のダッシュボード用クロック「タイム・オブ・トリップ」を発表していた同社だが、モータースポーツとの深い関わりは、その後も継続して続けられている。
1964年には伝説のロードレース「カレラ」の名を冠したクロノグラフを発表し、当時多くのレーサーたちに愛用された。

そして、1969年には世界初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを積んだ「モナコ」を発表。ハリウッドスターのスティーブ・マックウィーンが公私共に愛用したことでもよく知られ、その様子は名作フィルム「栄光のル・マン」によって、世界中のレースファンの目に焼きつけられた。

その後、他の多くのブランドが辿るように、1970年代のクオーツショックによって、ホイヤー社も一時経営危機に陥る。しかし、1985年、F1マクラーレン・チームのオーナー会社でもあったタグ・グループの投資によって見事復活を遂げ、現在のタグ・ホイヤーに改称。

従来以上にモータースポーツとの関わりを深めるほか、タイガー・ウッズ、マリア・シャラポワ、ブラッド・ピッド、ユマ・サーマンなどをアンバサダーに迎え、積極的なブランドPRを展開。2004年にはタイミングベルトやインゴットを採用した「V4」のプロトタイプ、2005年には腕時計で初めて100分の1秒計測が可能な自動巻きクロノグラフ「キャリバー360」を発表するなど、メカニズム面でも大いに注目を集めている。

【創業年】1860年
【創業地】スイス、サンティミエ
【主なシリーズ名】グランドカレラ、カレラ、リンク、モナコ、ニューアクアレーサー、フォーミュラ1
【問い合わせ先】LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン 03-3613-3951
公式サイト:http://www.tagheuer.com/

           
Photo Gallery