LONGINES|ロンジン|Conquest Ceramic|コンクェスト セラミック
Watch & Jewelry
2015年3月30日

LONGINES|ロンジン|Conquest Ceramic|コンクェスト セラミック

LONGINES|ロンジン

Conquest Ceramic|コンクェスト セラミック

Text by OPENERS

1955年に誕生したロンジンの「コンクェスト」。数々の著名な冒険家たちに愛されたロンジンが贈る、チャレンジ精神をたたえる同シリーズに、はじめてセラミック素材を採用した「コンクェスト セラミック」が登場した。

セラミックは傷がつきにくく、なおかつ変色や変質に強い。つまり、その独特なツヤ感を半永久的に存続させることが可能であり、美しさと高機能性を併せ持つ、腕時計にとってはまさに理想の素材といえる。しかも、アレルギーフリーという特性を持つため、人体に対しても非常に優しい。1955年の誕生以来、“スポーティエレガンス”を標榜してきた「コンクェスト」にとって、セラミックは最適な素材のひとつなのだ。

このセラミックを、もっとも傷のつきやすい部位であるべゼルに使用するだけでなく、リューズ先端のカボションや、ブレスレットのセンターパーツにも使用している。色は、ブラックとグレーの2色展開で、文字盤も同色を採用。マットなステンレスケースとのコンビネーションで、洗練されたイメージを強調する。

しかし、エレガントな外見に対して、内部には信頼性の高いETA7750をべースにした自動巻きクロノグラフが搭載されており、時・分・秒のタイム計測が可能。さらに、300m防水のダイバーズスペックも持ち合わせており、これほどの力量でありながら、30万台前半で買えるというコスパの高さにも驚かされる。

自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ケース径41mm。SS×セラミックケース&ブレス。300m防水。30万4500円。

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BRAND HISTORY

1832年、スイス・サンティミエにおいて、時計の組み立て工房を開業したオーギュスト・アガシと、彼の甥で、’66年、レ・ロンジン村に近代的な一貫製造体制を敷いたアーネスト・フランシロンにより、スイス時計の名門ブランド、ロンジンの基盤が築かれた。

アーネスト・フランシロンが築いた時計工場で最初に製造されたリューズ巻き式の懐中時計は、1867年のパリ万博で銅賞を獲得。その後も、高精度と高品質を兼ね備えたロンジンの製品は、歴代万博で10個のグランプリと28個の金メダルを手中に収めている。また1879年に、いち早くクロノグラフ・ムーブメントの開発に成功しており、’96年にギリシャ・アテネで開かれた第一回目となる近代オリンピック大会では公式計時を担当している。以後、スポーツの分野にも活躍の場を広げる。

腕時計においては1926年にR.アムゼンが挑戦した北極海探検を始めとした数多くの冒険旅行に携行されている。’27年にはチャールズ・リンドバーグが行った大西洋無着陸横断飛行にも携行され、苛酷な状況下でも着用可能な航空時計を製造するブランドとして世界的な知名度を獲得したのだった。

こうした輝かしい歴史を持つロンジンは、現在もスポーツ系とドレス系の両方の分野で実に多彩なラインナップを展開している。2007年4月のバーゼル・フェアでは、スポーツウオッチ「ロンジン スポーツコレクション」を発表。確かな品質とコストパフォーマンスに優れた魅力的なコレクションを展開している。

【創業年】1832年
【創業地】スイス、サンティミエ
【主なシリーズ名】エヴィデンツァ、マスターコレクション、スポーツコレクション
【問い合わせ先】スウォッチ グループ ジャパン ロンジン事業部 03-6254-7351

公式サイト:http://www.longines.com/

           
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