IWC|ポルトギーゼ・クロノ・オートマティック
Watch & Jewelry
2015年4月1日

IWC|ポルトギーゼ・クロノ・オートマティック

IWC|アイ・ダブリュー・シー

Portuguese Chrono-Automatic
ポルトギーゼ・クロノ・オートマティック

Text by OPENERS

IWCの中でも、最も人気の高いモデルのひとつである、ポルトギーゼ・クロノ・オートマティック」。1995年に登場した「ポルトギーゼ・クロノ・ラトラパンテ」の弟分としてデビューしているが、当時から基本デザインは何も変わらないという驚くべき高寿命なベストセラーモデルである。

ポルトギーゼのシリーズ自体は、1930年代にポルトガル商人がIWCに開発を依頼した、高精度なマリンクロノメーターに由来している。IWCは、ポケットウオッチ用の大型ムーブメントを腕時計に搭載することで、彼らの要望に見事に応えている。

ただしその際の腕時計のサイズは、当時としては考えられないほど大きな直径41mmであった。しかし、このビッグフェイスこそが、現行のポルトギーゼのアイデンティティでもあり、なかでもポルトギーゼ・クロノ・オートマティックは、当時のサイズに最も忠実な直径40.9mmを採用している。

文字盤に縦に並べられた“2つ目”のクロノグラフ・スタイルも、ポルトギーゼの歴史性を象徴するかのような、クラシカルなイメージを喚起させてくれるものだ。

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エンボス加工のアラビア数字は、決して主張しすぎることなく、あくまで視認性だけを提供する瀟酒なものであり、テーパーのかかったスワロー型の針も品の良さを感じさせてくれる。このような決して飽きのこない味わい深いデザインが人気の秘訣といるだろう。

誕生以来、数多くの文字盤カラーやケース素材等が登場しているが、現在でも6種類のバリエーションの中から、好みの1本を選択することが可能である。

自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ケース径40.9mm。厚さ12.3mm。クロコダイルストラップ。6気圧防水。78万2250円(SSケース)。159万6000円(18KRGケース)。

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