OMEGA|オメガ|コンステレーション ダブル イーグル「ミッションヒルズ・ワールドカップ」
OMEGA|オメガ
コンステレーション ダブル イーグル「ミッションヒルズ・ワールドカップ」
Text by OPENERS
ゴルフの世界において、ロングホールを2打で決めるという、ホールインワンよりも難しいと言われているプレイを“ダブルイーグル”という。
コーアクシャル・エスケープメントを搭載した高精度仕様という機能性の高さ、そしてコンステレーションならではのベゼルに配置されたツメやピラミッド型のインデックスを備えた美麗なデザインワーク。“機能”と“デザイン”、この2種の突出した才を備えるがために、同モデルには「ダブルイーグル」という名称が与えられているのだ。
一方、「ミッションヒルズ・ワールドカップ」とは、これもまた1953年から開催されてきた歴史あるゴルフの大会。参加各国から選抜された2名のゴルファーが、国の名誉をかけて競い合い、各年の世界一を決めるというもの。
2007年からオメガがこの大会の冠スポンサーになることを記念して製造された、コンステレーション ダブル イーグル「ミッションヒルズ・ワールドカップ」は、同年にオメガが発表したカーボンダイヤル仕様のモデルがベース。ミッションヒルズ・ワールドカップのロゴとカップ、オメガのロゴが刻印されたねじ込み式のケースバックを見れば、まるで大会参加者のような気分を味わうことができる。実にオメガの懐の深さが感じられる一本だ。
自動巻きクロノメーター。毎時2万8800振動。52時間パワーリザーブ。ケース径41.0mm。ケース厚13.9mm。チタンケース。ラバーストラップ。100m防水。75万6000円。
BRAND HISTORY
スイス時計界でも1、2を争う知名度を持つブランド。そのルーツは、時計師のルイ・ブランが1848年、スイス・ラ・ショー・ド・フォンに開いた小さな工房にある。
創立当初の工房は、組み立てを専門に手掛けていたが、時が経つにつれてヨーロッパ全土とアメリカを見据えた販売戦略を他社に先駆けて開始する。こうして業績を順調に伸ばし続け、1877年「ルイ・ブラン父子会社」へと改称。
’80年には現在も本社のあるビエンヌへと本拠を移転し、時計製造のすべてを自社で行うマニュファクチュール工場を設立。’80年代当時の最高水準の精度を誇る「ラブラドール」ムーブメントも同工場から誕生している。
その後、1890年に改称した「ルイ・ブラン兄弟社」時代に開発した「キャリバー19(通称:オメガキャリバー)」をきっかけに、20世紀初頭からギリシャ文字で究極を表す「Ω=オメガ」を社名としたのである。
オメガは、1932年にロサンゼルスで開かれたオリンピック大会で初の公式計時を担当して以来、世界各国のスポーツ大会で計時を担当するなどグローバルに活躍する。さらに腕時計においては、’65年に「スピードマスター」が苛酷な検査を乗り越えた末、数あるクロノグラフの中からNASAの公式装備品に選ばれ、’70年に海底探査「ヤヌス計画」においては「シーマスター」が250mの深海実験に使用されるなど、数々の偉業を成し遂げていった。
こうして着実に愛用者を増やすこととなったオメガは、その栄光の歴史に甘んじることなく、さらなる自社製品の完成度を追求する。
1999年には時計師のジョージ・ダニエルズが発明したコーアクシャル・エスケープメントの量産化に成功し、オメガの技術力の高さを改めて時計界に証明すると、21世紀からは次々と新作モデルにコーアクシャル・エスケープメントを搭載。さらに2007年には、実に30年振りとなる自社製ムーブメントを発表するなど、開発への意欲はいまだ止むことを知らない。
【創業年】1848年
【創業地】スイス、ラ・ショー・ド・フォン
【主なシリーズ名】スピードマスター、シーマスター、デ・ビル、コンステレーション
【問い合わせ先】スウォッチ グループ ジャパン オメガお客様センター 03-5952-4400
公式サイト:http://www.omegawatches.jp/