BVLGARI|干場義雅が語る「ブルガリ・ブルガリ」の魅力
Watch & Jewelry
2015年4月24日

BVLGARI|干場義雅が語る「ブルガリ・ブルガリ」の魅力

BVLGARI|ブルガリ

ファッションディレクター干場義雅が語る「ブルガリ・ブルガリ」

40年目の原点回帰、そして進化

1977年の誕生以来、世界中で愛されてきたウォッチコレクション「ブルガリ・ブルガリ」。誕生から約40年。時計界の“伝説的なタイムピース”は、今年さらなる進化の時を迎えた。その魅力の源泉はどこにあるのか。ファッションディレクターの干場義雅氏が、そのルーツを解き明かす。

Photographs by TSUKAHARA TakaakiText by SHIBUYA Yasuhito

初心とは何か

「ファッションの分野ではいま、“バック・トゥ・ザ・ルーツ(原点回帰)”が大きなトレンドです。情報があふれてあらゆるものが多様化する今の時代は、オリジン、原点を確認することが大切になっています。ブルガリのアイコンウォッチ『ブルガリ・ブルガリ』も誕生から約40年を迎えて、原点とは何か、初心とは何かを確認する時を迎えたのでしょう」

ブルガリ表参道店で一般公開されたエキシビション「ブルガリ・ブルガリ」展にて、新しいブルガリ・ブルガリ ウォッチとそのアーカイブコレクションを見て、こう語ってくれたのはファッションディレクターとして大活躍の干場義雅(ほしば・よしまさ)氏。

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「原点回帰といっても、ファッションの世界でも技術の進化は驚くほど早いもの。だから新しい現在のモノの方があらゆる意味で進化した魅力的なものになっています。このブルガリ・ブルガリ ウォッチもそうですね。風防もケースも半世紀近くずっとフラットでシンプルな造形だったわけですが、新世代ではどちらも絶妙にカーブしたエレガントな造形に進化している。中身のメカニズムも自社開発製造の機械式ムーブメントを搭載するなど、大きく進化したわけですから」

イタリア的“スパイス”

この約40年間に膨大な数のモデルバリエーションが生み出された。だがそのすべてのモデルに一貫しているものがある。それがこの腕時計の魅力だと干場氏は語る。

「ブルガリ・ブルガリ ウォッチの魅力は何よりもまず“時計屋さんの時計とは違う”ところ。イタリアン・ジュエラーならではのシンプルなデザインの中にギミックが効いている。『BVLGARI BVLGARI』のダブルロゴもその偉大なギミックのひとつでしょう」

干場氏はさらに、この腕時計の背景にはイタリアらしい“享楽的”なライフスタイルを感じるという。

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「享楽的といっても悪い意味ではなく『衣食住遊』すべてを楽しもうという積極的な姿勢、価値観です。どうせ身に着けるなら美しい方がいい。どうせ食べるなら美味しい方がいい。人生は、日々の暮らしは、こんな考え方を取り入れるだけで劇的に変わる。楽しくなる。イタリアのブランドに共通するそんな“スパイス”が、この腕時計にも入っていると感じます」

機械式ムーブメントからケース、文字盤まで社内で一貫した体制で製造することで、新世代ブルガリ・ブルガリ ウォッチのイタリア的な“スパイス”は、前の世代よりさらに濃厚で味わい深いものになった。

「毎日が今よりも美しく素敵なものになる。そんな力がこの腕時計にはあると思います」

干場義雅|HOSHIBA Yoshimasa

干場義雅|HOSHIBA Yoshimasa
株式会社「スタイルクリニック」代表取締役。男性誌のファッション担当編集者を出発点に、雑誌『LEON』の創刊に参加。同誌のファッションディレクターを経て2010年に独立、雑誌のファッション企画や連載、さらにテレビ番組のファッション企画で視聴者を“変身”させる凄腕のファッションディレクターとして注目を浴びる。またクリエイティブディレクターとして自らのバッグブランド「ペッレ・モルビダ」を立ち上げた。さらに2013年4月6日からは毎週土曜日の昼12時よりクルーズをテーマにしたFM TOKYOのラジオ番組『SEIKO ASTRON Presents World Cruise』のパーソナリティを務めるなど、多彩な顔を持つ。2013年秋より、成熟した大人の男女に向けたマチュアなライフスタイル提案雑誌『Sette mari(セッテ・マーリ)』を発行予定。

           
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