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茨城県つくば市および、茨城県つくばみらい市に、株式会社AGREEが運営する医療相談アプリ「LEBER」(リーバー)の機能を利用した体温・体調管理機能「LEBER for School」(リーバー フォー スクール)が、市内の市立小中学校で導入される。
新型コロナウイルス感染症予防に医療相談アプリ「LEBER」の機能を活用
全国での緊急事態宣言解除を受けて、ほとんどの小中学校で登校が再開されており、多くの教育施設で体温の記録や体調の聞き取りを実施している。
茨城県つくば市および、茨城県つくばみらい市は、児童・生徒の保護者に対し、家庭で体温を計測して学校に報告するよう要請している。両自治体は6月8日よりスマートフォンアプリ「LEBER」を利用して体温・体調管理ができる「LEBER for School」を導入し、書類の記載や手渡しなく教育機関や学級管理の担当者へ家庭からデータを自動送信できる体制を整備した。
「LEBER for School」は検温結果の記録と簡単な体調の報告がセットになっており、入力結果は自動的に教育機関に送信される。毎朝、アプリに検温を促すプッシュ通知が送られるので、入力を忘れる心配もない。
教育機関の教職員は、個人の体温・体調情報を紙で取りまとめる必要がなくなることに加え、管理する学級等の集団全体の傾向をグラフ等で把握することができる。多くの学校施設では登校後の体温計測を実施しているが、これは教職員の手間となるだけでなく、家庭での検温で異常があれば登校を控えることが教育機関でのクラスター感染を防ぐことにつながる。「LEBER for School」の導入は、感染症拡大の予防に貢献することが期待できる。
■医療相談アプリも無償で利用可能
「LEBER for School」利用のために医療相談アプリ「LEBER」をインストールすれば、医師に家族の医療や健康に関する相談をすることも可能になる。万一、発熱などの症状が続き、コロナウイルスに感染している可能性が疑われる場合も、近隣医療機関の検索が可能なほか、クリニック受診や保健所、専用相談窓口への連絡など、医師から正しい手順のアドバイスが得られる。
茨城県との共同事業により、茨城県民は本年9月30日まで医療相談を無償で利用できるほか(通常120円〜610円/回)、現在全国を対象に医療相談が無料となるキャンペーンを、先着約4万回まで実施中だ。
医療相談に対応する医師数は、270人以上まで充実した。プライバシーマークも取得済で、個人情報の管理にも万全の配慮をしている。株式会社AGREEは、両自治体で約2万6000人に及ぶ児童・生徒の家庭による登録にも十分な体制を整えているほか、他自治体に対する供給にも速やかに対応していく方針だ。
■「LEBER for School」操作手順
・iOSおよびAndroidスマートフォンにアプリをインストール
・学校から配布されるQRコードを読み込む
・個人プロフィール(氏名、身長、体重等)を入力
・体温と検温時刻を入力
・厚生労働省推奨「新型コロナウイルス感染症等の健康観察票」に準拠した、体調に関する簡単な質問に回答
・自動的に教育機関へ送信
■LEBERについて
24時間365日スマホで医師に相談ができるアプリ。現在270人以上の医師が登録されており、外出自粛等により病院やクリニックに行きにくい方もアプリを通じて医師に気軽に相談することができる。株式会社AGREEは、2020年4月9日より茨城県との共同事業としてLEBERを通じた医療相談サービスを茨城県民に無償提供している。
■LEBERの使い方
① チャットボットによる簡単な自動問診(3分でできる選択形式)
② 医師から最速1分の回答(オススメの市販薬や症状に合う行くべき診療科、対処法などのアドバイスを受ける)
③ セルフケア(近くの医療機関を受診、ドラッグストアにおける市販薬の購入など医師が具体的な行動をサポート)
■株式会社AGREEについて
株式会社AGREEは2017年2月に遠隔医療相談サービスを行う目的にて創立された。「いつでも。どこでも。誰にでも。」を信念を掲げ、すべての人々に適切な医療が行き渡るよう努めている。
〈会社概要〉
会社名:株式会社AGREE
所在地:茨城県つくば市高野1155-2
代表者:伊藤俊一郎
設立:2017年2月
事業内容:アプリの企画・開発・運営