MUSIC|「エンポリオ アルマーニ サウンズ」にカインドネスが出演
MUSIC|エンポリオ アルマーニが主催する音楽イベント
「エンポリオ アルマーニ サウンズ」にカインドネスが出演
イタリアのファッションブランド「EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)」が主催する音楽イベント「EMPORIO ARMNI SOUNDS(エンポリオ アルマーニ サウンズ)」。先日、青山 IDOLにておこなわれた本イベントのようすを、出演したイギリスのアーティスト「KINDNESS(カインドネス)」のインタビューとともに、お届け。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
ファッションと音楽が完全に融合した時間
ファッションブランド「エンポリオ アルマーニ」が主催する「エンポリオ アルマーニ サウンズ」は、ニューヨーク、パリ、リオデジャネイロ、バルセロナ、北京、東京の世界6カ国の都市で開催される音楽イベントだ。毎回、ファッションとの親和性が高い、スタイリッシュな音楽性をもつアーティストを招聘し、好評を博している。
10月9日、青山 IDOLにておこなわれた東京公演では、イギリスから現在もっとも注目を浴びているアーティスト、カインドネスが登場。新作『アザーネス』のリリースを発表し、ウェブ上で公開された音源が話題となっていた経緯もあり、オーディエンスは開演前から大きな賑わいを見せていた。
ジェイムス・クーパーのDJプレイにより、観客のボルテージも上がったところで、カインドネスが登場。大きな声援とともに、怒涛のライブパフォーマンスがスタートした。ディスコティックなグルーブに、ファンクやジャズ、そしてポストロックのムードを織り交ぜたそのサウンドが、熱気に満ちた演奏で展開される。いっぽうで、繊細さを感じさせるルックスとその声は、現代の多様にして混沌とした音楽シーンを象徴するような空間をつくりだした。
OPENERSは今回、カインドネスこと、アダム・ベインブリッジへのインタビューに成功。今回のエンポリオ アルマーニ サウンズでの来日について、コメントを入手した。
「日本での公演は2度目で、大切にしている場所のひとつだね。オーディエンスもあたたかく迎えてくれて、今回もとてもエキサイティングなライブになった。機材もシンセサイザーは日本のものを使っていて、素晴らしいサウンドとインスピレーションをあたえてくれる。そういうところも、ぼくが日本を好きな理由だね。そうそう、1970年代に発売された、ヤマハの『CS 80』っていうモデルのシンセサイザーがあるんだけど、いま持ってる機材をすべて売り払っても手に入れたいとおもってる(笑)。
音楽とファッションは密な関係にあり、相乗効果的に人びとをエキサイトさせてくれるもの。パフォーマンスに深く関わってくる部分であるし、僕もステージでのスタイリングにはすごく気を付けている。
今日はエンポリオ アルマーニのアイテムを着ているわけだけど、ラインナップも豊富で、オン・オフともにスタイリッシュに楽しめる。それだけでなく、トラディショナルな部分をおさえながら現代的なデザインを見せてくれるところが気に入っている。そしてエンポリオ アルマーニ サウンズは、ファッションと音楽を融合する、とてもクリエイティビティに満ちたイベント。こういった試みをグローバルに展開できるのもまた、ブランドの魅力だろうね」
ジョルジオ アルマーニ ジャパン
Tel. 03-6274-7070
http://www.armani.com/
『アザーネス』
カインドネス
発売中
1944円(BRC-442)
日本盤特典:ボーナス・トラック収録/解説付き
Beat Records / Female Energy
http://www.beatink.com/Labels/Beat-Records/Kindness/BRC-442/