MUSIC｜MVが到着！　シー＆ヒムのサードアルバム『ヴォリューム 3』

MUSIC｜映画『（500）日のサマー』のズーイー・デシャネルが参加するデュオ

ミュージックビデオが到着！　前作から3年ぶりとなる待望のサードアルバム

シー＆ヒム『ヴォリューム 3』

女優のズーイー・デシャネルとシンガーソングライターのM・ウォードからなるデュオ「（She & Him）シー＆ヒム」が、前作『ヴォリューム・トゥ』から3年ぶりとなる待望のサードアルバムを5月2日（木）に発表。デシャネルの艶っぽくあたたかい歌声と、ウォードが作り出すクラシックなサウンドが懐かしくてあたらしい、タイムレスなポップソング集だ。

Text by IWANAGA Morito（OPENERS）

クラシカルなポップソングのエッセンスをちりばめた普遍的傑作

2009年に公開された映画『（500）日のサマー』の主役に抜擢され、日本を含めた世界中でその名を知られることとなった、ズーイー・デシャネル。また、バンドのアルバム『ヴォリューム・トゥ』が2010年にリリースされて以来、シー＆ヒムのふたりは、活動の幅を急速に広げていった。

『ヴォリューム3』から「I Could've Been Your Girl」

デシャネルは、2011年のMLBワールドシリーズで国歌を独唱し、TVドラマの主役を務めるなど、人気はさらに上昇。そんな多忙なスケジュールのなか、合間を縫って曲を書き、ソングライティングのスキルを磨いたという。彼女はTVドラマのテーマ・ソングの作曲にくわえ、映画『くまのプーさん』に提供した「So Long」で、2012年のグラミー賞にもノミネートされた。いっぽうのM・ウォードも、昨年、ソロアルバム『ア・ウェイストランド・コンパニオン』をリリース。世界中をツアーし、日本でもフジロックフェスティバルに出演するなど、精力的な活動をつづけている。

最新作『ヴォリューム 3』は、自然と心が浮き立つようなポップ・アルバムだ。ダイナミックなテンポの変化やディスコ・グルーヴ、ストリングスやホーンのアレンジが華やかな楽曲群は、シー＆ヒムのサウンドを標榜するものであり、デシャネルのソングライターとしての目覚しい成長を感じさせる。プロデュースはM・ウォード自身がおこない、ロサンゼルス、ポートランド、ニューヨークで録音され、NRBQ（ニュー・リズム＆ブルース・カルテット）のジョーイ・スパンピナート、ミニットメンのマイク・ワットなどがゲスト参加している。

クラシックなアレンジ、豊かで比類のない歌声、古きよきポップソングのエッセンスをちりばめたサウンドは、時代を超越するであろう普遍的な傑作として結実した。

『ヴォリューム 3』
シー＆ヒム
発売日｜5月2日（木）
2415円（PCD-93696）
1. I’ve Got Your Number, Son
2. Never Wanted Your Love
3. Baby
4. I Could’ve Been Your Girl
5. Turn to White
6. Somebody Sweet to Talk To
7. Something’s Haunting You
8. Together
9. Hold Me, Thrill Me, Kiss Me
10. Snow Queen
11. Sunday Girl
12. London
13. Shadow of Love
14. Reprise （I Could’ve Been Your Girl）