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2020年8月3日
渋谷区などが「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」をスタート| YOU MAKE SHIBUYA
渋谷のカルチャーを“リアル”と“デジタル”両面で支援
渋谷区などが「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」をスタート
渋谷区と渋谷区商店会連合会などは、渋谷カルチャーをけん引してきた業界を支援する「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」をスタート。渋谷のカルチャーを“リアル”と“デジタル”両面で支援する。7月21日には長谷部健 渋谷区長、渋谷区商店会連合会会長の大西賢治氏らによる記者会見や、DOMMUNE代表の宇川直宏氏、DJ/ラジオパーソナリティのNAZ Chris氏らによるパネルディスカッションも開催された。
Text by YANAKA Tomomi
ライブ配信設備投資や渋谷合同ファッションECサイトの開発などに投資予定
「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」は、コロナによる自粛でダメージを受けた、渋谷文化をけん引してきたエンターテインメント産業やファッション産業、飲食業、理容業を支援するプロジェクト。集まった支援金に区の財源を加え、渋谷を愛する人たちとともに“これからの渋谷”を作り上げていく。
同プロジェクトでは、街の“リアルとデジタル”両面でのアップデートを目的に支援を実施。リアルの支援では、感染予防対策関連の備品の提供など、安全・安心な店舗営業を続けるためにサポート。一方のデジタル面では、オンライン配信環境設備の投資などが検討されており、各産業に合ったサポートが行われる予定だ。
また最終的に集まった支援金に応じて、ほかの民間施設に対してのシステム導入サポートなども視野に入れており、ファッション産業には渋谷区内の店舗を集めたECサイト「YOU MAKE SIBUYA SHOP(仮称)」の構築や、オンライン上でのファッションショーなど、デザイナーやモデルの活躍の場を提供することが想定されている。
クラウドファンディングのコースは850円から100万円までの12種類(一般コース10種類、法人コース2種類)。いずれも“渋谷だからこそ”のリターンが用意されており、エンタメ系のリターンでは、渋谷区民になれなくても、バーチャルで渋谷を応援できる「バーチャル渋谷民」のIDカードの付与や、渋谷区公認のVRイベント空間「バーチャル渋谷」内での限定イベントへの参加特典などが与えられる。このほかにも、渋谷にゆかりのあるブランドやアーティストとコラボレーションしたチャリティTシャツなども予定されている。
さらに今回の「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」に合わせ、プロジェクトのWebムービーも公開。ムービーには渋谷観光大使のZeebraさんら渋谷で今を生きる人、渋谷へあこがれた人など、総勢23人が登場。世代や性別を問わず自分にとっての“渋谷”を語るとともに、コロナ禍における渋谷への想いが言葉にされている。
《渋谷》の何が好き?みんなでつくる #YouMakeSHIBUYA クラウドファンディング
via www.youtube.com
新型コロナウイルスにより渋谷に訪れる人が81%減少し、大きな打撃を受けた“渋谷カルチャー”。「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」により、今までの渋谷カルチャーの中核を担ってきたそれぞれの産業の活気を取り戻すだけでなく、どんな変化も乗り越え、次の未来につなげていく“渋谷らしさ”を体現していくとしている。
問い合わせ先
YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/296128
「YOU MAKE SHIBUYA クラウドファンディング」公式サイト
https://youmakeshibuya.com