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2023年10月10日
日本で初めて受理された治療法。「不妊症に対する自家月経血由来幹細胞」|LOUNGE
LOUNGE|神宮外苑ウーマンライフクリニック
自分の月経血を利用。不妊治療の領域でも「再生医療」が注目を集める
神宮外苑ウーマンライフクリニックが、再生医療等の安全性の確保等に関する法律および同法施行規則の規定に基づいた「不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の卵巣注入と子宮腔内投与」を日本で初めて開始した。卵巣機能や子宮内環境を改善する可能性があると報告されている治療方法だ。
Text by IGARASHI Riko
女性の負担が大幅に軽減。からだへの傷や痛みが発生しない治療
近年、不妊治療の領域でも再生医療が着目されつつあり、月経血由来幹細胞は卵巣機能や子宮内環境を改善する可能性があると報告されている。すでに、血液を使った再生医療のひとつであるPRP(Platelet-Rich Plasma)療法は不妊治療にも応用され、良好な治療成績が報告されている。
東京・渋谷区にある神宮外苑ウーマンライフクリニックでは、日本初となる「不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の卵巣注入と子宮腔内投与」治療を開始した。
本治療では、患者本人の月経血を採取する。普段女性にとって負担に感じる月経、捨ててしまう月経血には幹細胞が豊富に含まれており、これを採取後体外で培養し、患者の卵巣に直接注入することで卵巣機能の改善を期待する治療だ。卵巣予備機能が改善することによって、採卵数の増加や良質な卵子の採取可能性が高まる。
月経血を使用するため細胞採取によって傷や痛みは発生せず、からだに傷をつけることはない。採卵数の増加や良質な卵子の採取を希望する方、不妊症でお悩みの方の新たな選択肢の一つになるのではないだろうか。
「再生医療」とは
機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞や人工的な材料を積極的に利用して、損なわれた機能の再生をはかるものです。これまで治療法のなかったケガや病気に対して、新しい医療をもたらす可能性があります。また、再生医療の技術を用いて、難病の原因解明や薬の開発もすすめられています。(日本再生医療学会HPより)
機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞や人工的な材料を積極的に利用して、損なわれた機能の再生をはかるものです。これまで治療法のなかったケガや病気に対して、新しい医療をもたらす可能性があります。また、再生医療の技術を用いて、難病の原因解明や薬の開発もすすめられています。(日本再生医療学会HPより)
問い合わせ先
神宮外苑ウーマンライフクリニック
Tel.03-6432-9385
https://www.woman-life-clinic.com/