ロンジンが受け継ぐ、競馬界のノーブル・エレガンス|LONGINES
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2017年2月9日

ロンジンが受け継ぐ、競馬界のノーブル・エレガンス|LONGINES

LONGINES|ロンジン

香港で毎年開催される競馬界の総本山。
ロンジン 香港国際競走(1)

その時、目の当たりにしたのは、馬と人間が一心同体となって、意気揚々と大地を蹴り上げる姿であった。12月の爽やかな風を受け、後ろへとたなびくたてがみ。隆々と躍動するしなやかな筋肉。首を前後にして、より俊敏に、より大胆に、自分たちこそが一歩でも前に抜きん出ようとする一瞬の輝きである。馬の息使い、筋肉の躍動を、身体で判断し手綱をコントロールするジョッキー。そこには人間と馬との信頼関係も関係してくるのだろう。ホースレースがこんなにも非日常を経験させてくれるものなのか。人生で初めて競馬場に足を踏み入れた私にとっては、想像を超えるものばかりだ。

Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)

なんという気高さだろう!
馬も、ジョッキーも、そして女性たちも

世界ナンバーワンの芝レースと称される“ロンジン 香港国際競走”は、競馬ファンなら誰もが憧れる最もエキサイティングなレース。開催は、毎年12月の第2日曜日。場内には8万人の観衆が訪れ、TV中継を通じて64カ国700万人の視聴者がレースの行方を見守るという世界屈指の大レースなのである。しかも、だ。この日を目指して、世界各国から富裕層のファンが訪れ、競馬場に着飾って足を運ぶ風習があるというのも興味深い。

競馬。それは欧州人にとって特別な意味を持つ。貴族階級の騎士道における紳士の嗜みのなかに、馬との関わりは欠くべからざる要素なのである。イギリスの影響を色濃く残す香港では、そうした気質が残っている。香港に世界に誇る設備の整った競馬場があるのは、そのためだろう。美しいパドック、トラディショナルなレストラン。その様相は、さながら高級リゾート地である。

だからこそ、この特別なイベントに対しては、集まる人たちの気構えが違う。“ヘッドドレス”という華やかな帽子に鮮やかなカクテルドレスをまとった女性たち。一方の男性陣は、厳密なドレスコードが決められている大会では日中時の最礼服であるモーニング、それ以外でもジャケットにボウタイなどスタイリッシュな出で立ちだ。

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ロンジンがサポートする世界中で開催されるホースレースの大会は、華やかなスタイルで着飾る社交の場でもある。

そして、このレースは賞金額の高さでも知られている。高額な賞金は、レースに入賞する栄誉と同様に、オーナーにとっては大きな意味がある。次年度も優れた環境で競走馬を育てられるかどうかが、この賞金にかかっているからだ。ロンジンは、2012年よりこのインターナショナルレースの公式パートナーおよび公式タイムキーパーを担当。今日では世界各国の主要なホースレースとパートナーシップを組んでいるロンジンだが(日本では、昨年、キタサンブラックが1位入賞を果たしたジャパンカップをサポート)、なかでもこのレースが別格扱いの理由はそこにある。

ホンコン・ジョッキー・クラブCEOのWinfried Engelbrecht-Bresges氏は次のように語っている。

「ここ香港では、競馬がライフスタイルのひとつに捉えられています。なかでもロンジン 香港国際競走はインターナショナルなレースです。ですから、賭け事を楽しむ競馬ファンのみならず、もっと多くの皆さんに存在を知らしめていきたいと考えていました。それゆえロンジンとのパートナーシップは、互いのシナジーを生む好結果となりました」

Page02. ホースレースは貴族階級の社交場

LONGINES|ロンジン

香港で毎年開催される競馬界の総本山。
ロンジン 香港国際競走(2)

ホースレースは貴族階級の社交場

かつて、競馬場は貴族の社交場であった。そこではレースを楽しむことと同様にファッションを楽しみ、互いに刺激しあいながらエレガンスとはいかなるものなのかを、外見と内面、双方で磨いていったのである。

もちろん、賭けの対象として皆、馬券を購入する。少なからず身銭を切れば、ゴール直前は熱くなるのは必然だ。感極まって、声を上げるのは致し方ない。しかしたとえその結果が自分に歓迎できないものとなっても、決して取り乱さない。そして持てる力を出し切って戦った馬とジョッキーの誇り高き振る舞いを賞賛する。つまりは競馬場こそが、エレガンスな振る舞いを磨く修練の場だったのだ。

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ロンジンは1878年にジョッキーと馬のエングレーブを施した懐中クロノグラフを製造した。この時計は1881年にアメリカの競馬場で使用され、レース成績を秒単位まで計測することに成功を収めている。以来、一度も絶やすことなくホースレースをサポートし続け、今日に至るというのだから驚きである。また1912年に障害馬術競技のパートナーを務めて以降、ロンジンと乗馬界との関わりはフラットレース、障害馬術、総合馬術競技へと広がっている。

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シルバー製オープンフェイス懐中時計。1878年に発表した、ロンジン初のクロノグラフ機能を備えたキャリバー20Hを搭載。馬と騎手が彫られたこのモデルは、ロンジンの乗馬スポーツとの関係の始まりを運命付けた。

そして、もうひとつ「ロンジン エレガンスアワード」についても触れておきたい。ロンジンは「エレガンス、伝統、パフォーマンス」をテーマとし、不変的なエレガンスとはクラシックさと洗練さの絶妙な組み合わせの中に表現される美である、という理念を掲げている。その情熱はエレガントなライフスタイルを確立している人々を表彰する「ロンジン エレガンスアワード」という形へと繋がってきたのだ。この日も、ロンジンはスタイリッシュなルックスの女性を称え、受賞式を行なっている。理念を掲げ、継続していく姿勢もまたロンジンの価値観なのである。

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問い合わせ先

ロンジン(スウォッチ グループ ジャパン)

Tel.03-6254-7351

https://www.longines.jp

           
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