ISETAN JAPAN SENSES「近畿の染 色の世界」開催|ISETAN
LOUNGE / ART
2015年10月28日

ISETAN JAPAN SENSES「近畿の染 色の世界」開催|ISETAN

ISETAN|伊勢丹

注目の4組のクリエイターが、人気の「インテリア茶箱」を制作

伊勢丹新宿店で「近畿の染 色の世界」が開催

日本各地で生まれた伝統の技や感性が息づくクリエイションをあたらしい価値として提案する三越伊勢丹の「JAPAN SENSES(ジャパン センスィズ)」。伊勢丹新宿店では、「近畿」をテーマにかかげたエキシビション「近畿の染 色の世界」と「KYOTO ORIGIN~唐長の雅」を開催。近畿在住の4組のクリエイターにフォーカスした「近畿の染 色の世界」は、10月21日(水)から11月2日(月)まで伊勢丹新宿店 本館5階=センターパーク / ザ・ステージ#5で展開される。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

真摯なものづくりに取り組むクリエイターが登場

「近畿の染 色の世界」では、染と色の表現にこだわりながら、独自のテキスタイルを仕上げる近畿在住の大下倉和彦(染師)、植田志保(アーティスト)、藤井寛(富宏染工 染匠)、koha*(クリエイター)の作品が登場。おのおののオリジナルアイテムにくわえ、茶箱を使ったインテリアを引き立たせるアクセントファニチャーを共通で制作した。

もともとは茶の輸送と保存のために使われてきたが、近年インテリアとしても人気が集まる茶箱に、4組が手がけたテキスタイルをほどこし、現代性とオリジナリティを兼ね備えた“インテリア茶箱”に仕上げられている。

伊勢丹新宿店|近畿の染

大下倉和彦(染師)

伊勢丹新宿店|近畿の染

植田志保(アーティスト)

インテリア茶箱以外のアイテムも展示販売

国内を代表するファッションブランドとコラボレーションを重ねてきた京都の染師、大下倉和彦(タカクラカズヒコ)氏は、自身の故郷である丹後の豊かな自然や宇宙を写し取った色彩の世界を、ダイナミックな染めで表現。オリジナルテキスタイルをまとった「インテリア茶箱」を、書斎やデスクまわりの収納として提案する。そのほか、クッションカバーやウェア、家具なども展示、販売される。

国内外で活躍するアーティスト、植田志保氏は、「色のすること」をテーマに色彩そのものが醸し出す温度や感覚から、移ろいゆく情景、断片的に重なるイメージをつくりあげていく。会場では女性にとって大切なものを入れる宝物箱としての「インテリア茶箱」のほか、カラーバリエーション豊かなストールも紹介。兵庫県の山あいの土地に暮らし、大自然の息吹を肌で感じながら創作をつづける彼女の世界が存分に堪能できる。

伊勢丹新宿店|近畿の染

藤井寛(富宏染工 染匠)

伊勢丹新宿店|近畿の染

koha*(クリエイター)

伝統的な京友禅の技を受け継ぐ富宏染工の染匠、藤井寛氏。優美で華やかな文様は、日本女性のうつくしさを際立たせると評価が高く、皇室にも愛用者が多いことでも知られている。今回は京友禅でつくった「インテリア茶箱」やクッションのほか、“トミヒロ センコ×ロロス ツイード”のブランケットで作成したバージョンも登場する。

京都の乙女文化発信クリエーター、koha*(コハ)が手がける、日本の季節の植物に西洋の様式美を組み合わせたオリジナルの柄の作品も登場。「インテリア茶箱」のほか、作品をつくる上で生じたハギレをパッチワークでつなぎあわせたオリジナルテキスタイルのクッションカバーや、バッグ、ポーチなどインテリアアイテムも紹介される。捺染技術によってつくられたうつくしいテキスタイルは必見だ。

ISETAN LIVING「JAPAN SENSES」
近畿の染 色の世界

会期|2015年10月21日(水)~11月2日(月)
会場|伊勢丹新宿店 本館5階=センターパーク / ザ・ステージ #5
東京都新宿区新宿3-14-1

問い合わせ先

伊勢丹新宿店

Tel. 03-3352-1111(大代表)

http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/

           
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