from TOKYO MOON|3月28日 ON AIR 春のおとずれとともに送る60分拡大スペシャル
from TOKYO MOON|3月28日 ON AIR
首都高速中央環状線山手トンネル開通からジャイルス・ピーターソン来日イベントまで
春の訪れとともに送る60分拡大スペシャル(1)
日曜の夜、上質な音楽とともにゆったりと流れる自分だけの時間は、大人たちの至福のとき。そんな豊かな時間をお届けするのは、DJ松浦俊夫によるラジオプログラム『TOKYO MOON』──。彼が世界中から選りすぐったすばらしい音楽や知的好奇心を刺激する大人のためのトピックスを、毎週日曜日Inter FM 76.1MHzにて19時からオンエア。ここでは毎週オンエアされたばかりのプログラムを松浦俊夫みずからお届けします。さて、今回彼がピックアップしたものとは?
Text by MATSUURA Toshio
日本、イギリス、フランス、ロシアそしてキューバをめぐる1時間のサウンドジャーニー
1930-50年代に活躍したロシアの詩人、作曲家であるAlexander Vertinsky(アレキサンダーヴァーティンスキー)のリミックス、ジュリエット・グレコが歌うセルジュ・ゲンスブール作の1962年の名曲から、タワー・オブ・パワーとの何気ないセッションから生まれたムッシュかまやつのジャパニーズレアグルーヴの傑作、そして間もなく来日するDJ Gilles Peterson(ジャイルス・ピーターソン)がプロデュースを手がけるユニットの6月発売予定のリミックスアルバムから2曲を先行オンエア。
REVIEW|TRACK LIST
01.Daedelus / Fin De SieCle (Brainfeeder)
02.砂原良徳 / My Love Is Like A Red , Red Rose (SME)
03.Juliette Greco / La Javanaise (Universal)
04.Margareta Bengtson / Speak Low (Spice of Life)
05.Bibi Tanga & The Selenites / Gospel Singers (Nat Geo Music)
06.American Gypsy / Golden Ring (RCA)
07.かまやつひろし / ゴロワーズを吸ったことがあるかい (EMI)
08.Gilles Peterson's Havana Cultura Band / Lagrimas de Soledad (No Existen Palabras) - Mocky Remix
(Brownswood test)
09.Omar/ YourMess_Show-B Remix (CDR)
10.Satoshi Tomiie Mes / Back To Basics (Strir 15)
11.Gilles Peterson's Havana Cultura Band / Rezando - Michel Cleis Remix (Brownswood test)
12.Cosmos Sound Club / Molis' Kunak (Menu)
ロンドンからDJ ジャイルス・ピーターソンが来日! impro 5 @ 西麻布eleven 開催!
REVIEW|PICK UP TOPICS 1
2008年3月、DJ松浦俊夫が西麻布のイエローでスタートしたパーティー“impro(インプロ)”が2年の歳月を経て西麻布に帰ってくる。elevenのオープン直後におこなわれる今回はこの春リリースされたコンピレーション4作品『Best of Talkin Loud 』『Talkin Loud 2010』『Everyday Blue Note』『Brownswood Bubblers 5』のリリースパーティーとしてジャイルス・ピーターソンがゲストで登場。幾度となく伝説の夜を作りあげてきた彼のプレイは必聴。ほぼ固定化されたレギュラーメンバーの“即興”プレイやヴィジュアルワークにも必然的に期待が高まる。
impro 5
Quadruple Release Party
日程|4月3日(土)
オープン|22:00
チケット|4000円(1ドリンクつき)
※女性は3500円
会場|eleven
ゲストDJ|Gilles Peterson
(Brownswood Recordings / BBC RADIO 1 UK)
DJ|Toshio Matsuura
DJ Niche , Tomoaki Nakamura (MUSICAANOSSA)
ライブ|HB
VJ|Atsushi Tezuka
※当日は顔写真つきのIDをお持ちください。
from TOKYO MOON|3月28日 ON AIR
首都高速中央環状線山手トンネル開通からジャイルス・ピーターソン来日イベントまで
春の訪れとともに送る60分拡大スペシャル(2)
REVIEW|PICK UP TOPICS 1
東京の交通事情が大きく変わる? 首都高速中央環状線山手トンネル開通
東京で自動車を運転する者にとって首都高速は日々の生活に欠かせない重要な道路なわけですが、長年つづいてきた都心の慢性的な渋滞を軽減するために計画された一大プロジェクトが、2007年の新宿線~池袋線の開通につづき今回の渋谷線~新宿線開通というかたちで遂に実現しました。そこで今回のトピックではこの高速道路について取りあげることにしました。今回の開通に先立ち、私、松浦俊夫みずからランドマーク的存在の大橋ジャンクションの見学会に参加してきました。
3月のはじめ、冷たい雨の降りしきるなかおこなわれた見学会は、一般公募で集まった人びとで大盛況。国立競技場とほぼ同サイズだというこの大橋ジャンクション。通常、高速道路を歩くということがまずあり得ないので、自分もふくめ来場者のテンションはかなり上がっていました。プロジェクトの概要説明から高速道路にたずさわる車両の展示、近所の小学生のオーケストラの演奏会など、手作り感溢れる催しはとても好感がもてました。道路火災用だと思われる放水装置の実演が異様なまでに盛りあがっていたのが印象的でした。開通後、実際にこの場所をクルマで走るのが待ち遠しくなるような楽しいイベントでした。
そしておなじく開通前に首都高速道路の広報である池谷勝之さんにプロジェクトの詳細や高速道路事情が具体的にどのように変わっていくかなど、さまざまな疑問にお答えいただきました。
段階的に開通している首都高速中央環状線ですが、そもそもこの建設計画がスタートした理由とは?
もともと首都高は高度経済成長期を迎えた東京の自動車交通の混雑緩和を目的として計画されたのです。当初は都心環状線と現在の東名、中央道、東北道、常磐道などの放射方向にのびる道路の整備が先行していました。ですが、これだけですと都心にクルマが集中し、渋滞が発生してしまいます。そのため、放射方向の道路をつなぐ環状方向の道路を整備し、交通の迂回、分散を図るために中央環状線が整備されることになりました。今回、3月28日(日)に中央環状線山手トンネル3号渋谷~4号新宿線4.3kmが開通しますが、この開通で中央環状線全47kmの約80パーセントが完成することになります。構想から半世紀、今回の開通は非常に感慨深いものがあります。
今回中央道、東名高速とつながるのですが、中央環状線のほうが混み合うということはないでしょうか?
日によって交通状況が異なるので一概には言えませんが、速度低下が発生する可能性はあるかと思われます。しかし、これまで東名方向からのクルマは都心環状線へ行くほかなかったものが、中央環状線ができたことで適切な交通分散が図られるようになりますので、首都高速全体では渋滞が3割程度減少する見込みです。
今後の計画を教えてください。
残る未開通区間である品川線は、今回の開通区間から湾岸線の大井を結ぶ9.4kmの路線で、2013年の開通を目指して現在シールドトンネルを建設中です。これにより中央環状線が全線開通します。品川線が開通しますと、さらに交通の迂回、分散が図られ、首都高速全体のネットワークが効率よく機能し、首都高全体の渋滞(平日のピーク時)がほぼ解消されると見込んでおります。
ありがとうございました。
首都高速中央環状線
www.c2info.jp
松浦俊夫『TOKYO MOON』
毎週日曜日24:00~24:30 ON AIR
Inter FM 76.1MHz
『TOKYO MOON』へのメッセージはこちらまで
moon@interfm.jp
Inter FM 76.1MHz
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