ACT 1 What's The MEDICOM TOY?
ACT 1 What's The MEDICOM TOY?
オウプナーズ読者のみなさん
はじめまして。Ryu as MEDICOM TOYこと赤司竜彦です。
オウプナーズ読者の皆さんの中にはメディコム・トイをご存じない方もいらっしゃると思うので、 まずは第1回目のニュースは“メディコム・トイとは何か”をご説明しましょう。
おもちゃの開発というと、皆さんはどんなイメージをお持ちになりますか?
1996年、当時日本では第3次フィギュアブームが巻き起こっていました。
事の発端は1994年に設立されたトッドトイズ(現マクファーレントイズ)が作った精巧なアクションフィギュアがホビーのジャンルを凌駕し、広く一般に知れ渡ったことがブームの要因になったといわれています。
この狂乱の最中、メディコム・トイは渋谷区で生まれました。
おもちゃの開発というと、皆さんはどんなイメージをお持ちになりますか?
昔ながらの粘土から造形を作るといった職人技に対するリスペクトと、同時にそれを修整指示する眼力が必要ですし、洋服やぬいぐるみを作る際のパターンをキチンと認識する必要もあります。
3Dスキャニングによる造形物のトレース作業というテクニカルなソフトに精通していなければならなかったり、
映像やアニメーションやコミックの著作物を商品化する=著作権に関することも精通しておかなければならないし、工場との折衝・交渉に金型作成のノウハウは絶対に必要だし、
宣伝をする上でのパブリシティ能力
セールスをする上での営業能力
そして1つずつのプロダクツをバランスシートに乗せられる経営感覚と、
僕自身、おもちゃはあらゆるジャンルの開発メソッドを要求される業種だと自負しています。
設立当時のスタッフは5人。
狭いオフィスの中、仕事のテリトリーも漫然としたまま、私たちはおもちゃを生み出し続けました。
最初の3年間は、多くのお叱りや激励をいただきながら本当に無我夢中で商品を作っていました。
この時期のヒット商品として、映画「ALIEN」からスピンオフしたコミカライズ作品“ALIEN VS PREDATOR”(後に映画化)や、今なお多くのお客様に御支持いただいている全高300mmの可動式フィギュア“REAL ACTION HEROES”の仮面ライダーシリーズ、初の中国工場製造商品であるアクションフィギュア“鉄人28号”などがありました。
大変なこともたくさんあったはずなんですが、
たくさんの優秀なスタッフに助けられながら
今年、設立10周年を迎えることができました。
このつづきはまた次回。
SEE YOU SOON!
Ryu as MEDICOM TOY