クラブシーンで話題沸騰中の2曲をエクスクルーシブでオンエア！

今回はアメリカのジャズシンガー Jose James（ホセ・ジェイムス）の新曲や、イギリスのベテランDJ＆プロデューサー Mr.Scruff（スクラフ）、そしてクラブシーンで話題沸騰中の発売前のリミックス作品2曲をエクスクルーシブでオンエアしました。

Dirg Gerner / Rubies & Diamond

Jose James / Trouble

M.E.D. / Classic

Mr. Scruff / Feel It!

Hidden Orchestra / The Windfall -Maddslinky Remix

REVIEW｜TRACK LIST

01. Dirg Gerner / Rubies & Diamonds (Ho Tep)

02. Jose James / Trouble - Oh No remix (test)

03. MED / Mystical Magic (Stones Throw)

04. Mr Scruff / Feel It (Ninja Tune)

05. Hidden Orchestra / The Windfall -Maddslinky Remix (Tru Thoughts)

06. Gilles Peterson's Havana Cultura Band / Como Como - Atjazz Love Soul Remix (Brownswood)

この秋、渋谷・道玄坂にライブ＆サウンド・スペース“SOUND MUSEUM VISION”が誕生します。ビルの地下に広がる4つのフロア、6つのバーカウンター、ギャラリーを併設した渋谷の文化的空間は東京のあたらしい音楽発信拠点となることでしょう。この空間のために設計された驚異のサウンドシステム、ありのままの建築を活かすことで無限の可能性を感じさせる店舗デザイン。ここで音楽を中心としたユースカルチャー（アート／ファッション／パフォーマンス／映像）が有機的に融け合い、あらたな文化が創造される。10月28日（金）のグランドオープニングパーティでは、東京スタンダードの在り方を提案するため、国内屈指のDJ＆ライブアーティストたちが集結します。

オープン前の多忙な時間をぬって、発案者でありプロデュースを手がけた村田大造さんが番組に出演し、いろいろとお話をしてくださいました。

──なぜ渋谷にこうした音楽スペースを作ろうと？

日本のなかでも東京は特別な場所だと思うんです。なかでも渋谷というのは、若者が集まり、あたらしいカルチャーを生み出そうとする力の強い場所。そのなかであたらしい刺激的な場所を作ることで、あたらしい音楽のムーブメントを起こせるような、エネルギーの集まる場所を作りたいと思ったんです。

あらたなる音楽のムーブメントを起こせるような、エネルギーの集まる場所

──“生の音を聴かせる場所”というコンセプトとか。

リーマンショックや震災以後、音楽業界だけでなく、ファッション、飲食業界など全体に経済的に伸びている状態とはいえませんよね。そうした状況を背景に、“いいもの”を作るというよりも、採算性の高い“売れるもの”を作ろうとする動きが多くなっている。同様に音楽も、時間とお金をかけて生の楽器を使い、いいミュージシャンを集めて作る、というよりも、小さなスタジオで個人レベルの機材を使って作るようなものが多くなってきている。どちらかというと“感動”というよりも、“刺激”がおもてに出ている状態なのかなと思うんです。

それ自体が悪いと言っているわけではありませんが、“刺激”よりもやはり“感動”を。心に残るような音楽性のものをしっかり聴かせていかないと、先の音楽シーンも小さくなっていくのではないかという想いから、生音の音楽が本来もっている“感動”を伝えることをコンセプトに、「SOUND MUSEUM VISION」を立ち上げました。

いま考えられる最高のサウンドシステム

──「SOUND MUSEUM VISION」では、いまだかつてないサウンドシステムを取り入れているそうですね。

これは来て、聴いてもらわないと伝えきれませんが、言えることは、音の制作もそうですし、ライブをおこなう環境としても、コストパフォーマンスを考えて作られたいまのPAシステムと比べると、そういったことを度外視にしたサウンドシステムを取り入れているということです。いま考えられるなかで最高と思われるものをチョイスしているので、実際に聴きに来て、感じてもらいたいなと思います。

──いくつかのフロア構成にわかれているそうですが、ひとつの場所にコンテンツを点在させたのにはどんな狙いが？

ここ10年のあいだに生れてきたお店を見ると、ワンコンテンツ、またはひとつの音楽性を軸にしながら広げているものが多いんです。ひとつの音楽性の共通点をもったひとだけが集まって、できあがっているイベントやパーティが多いと思うんです。音楽にはたくさんのシーンがあって、時代や場所はちがえどいろんな音楽が生れ、それらが混じりあっていまの音楽が生れているんですよね。

だからたくさんの音楽性を、とくにこれからあたらしいものを聴きたいと思っている若いひとたちに、いい音楽を聴かせる場所を作ってあげたいいなと。たまたま行ってみたらいままで知らなかったDJやアーティストを見つけて、いままで聴いたことのない音楽を見つけて、それがきっかけであたらしい音楽にのめり込んでいく。そういう場になればいいなと思ったんです。“SOUND MUSEUM”というように、いろんな音楽の、それぞれのすばらしさをたくさんのひとに知ってもらいたいということで、いろんな空間を作りました。

音を愛しているひとたちに来てもらいたい

──今週いよいよオープンですが、今後はどのようなラインナップを予定されていますか？

まずオープンの28日（金）は、日本を代表するDJたちに集まってもらい、お客さんのためというよりは、これから参加してもらうアーティストのためにオープニングパーティを用意しました。実際にビジョンを体験してもらい、つぎにつなげてもらえればと思っています。その後はトミー・ゲレロの来日イベントや、松浦さん、沖野さんの企画する「生音ジャズ」が予定されています。

──村田さんにとって「SOUND MUSEUM VISION」は、一言で言うとなんでしょう？

音を愛しているひとたちに来てもらいたい場所ですかね。音楽を身体で感じて、そのなかでいろんなひとと出会ったり、楽しんでもらえる、そういう交流の場になってもらえればと思っています。

──では、音楽とは？

“音楽”って漢字で“音を楽しむ”って書くじゃないですか。そのままですね。とくにフロア「GAIA」にある音響システムは、それを感じ取ってもらえるのではと思います。

──ありがとうございました。

SOUND MUSEUM VISION GRAND OPENING PARTY

日程｜10月28日（金）

オープン｜20:00

入場料｜4000円

※フライヤー持参　3500円

会場｜SOUND MUSEUM VISION

東京都 渋谷区 道玄坂2-10-7 新大宗ビルB1F

Tel. 03-5728-2824

www.vision-tokyo.com

フロア「GAIA」

DJ KRUSH

DJ EMMA(TEAL | NITELIST MUSIC)

KO KIMURA(Futic Recordings Tokyo)

KAORU INOUE(seeds and ground)

DJ NOBU(FUTURE TERROR | DJ NOBU)

松浦俊夫

矢部 直(UNITED FUTURE ORGANIZATION)

RAPHAEL SEBBAG(UNITED FUTURE ORGANIZATION)

パーフォマンス｜群青＋田中光太郎+SharLee

Synergy

VJ｜M.M.M

フロア「DEEP」

KEN ISHII

DJ WADA(Co-Fusion)

Q'HEY(MOON AGE | REBOOT)

DJ TSUYOSHI(MADSKIPPERS)

DJ MAYURI

KIHIRA NAOKI(Social Infection)

フロア「D LOUNGE」

須永辰緒(sunaga t experience)

小林 径

高宮永徹(Flower Records)

冷牟田竜之(ex.東京スカパラダイスオーケストラ | DAD MOM GOD)

YAMA a.k.a. SAHIB

Global Hearts Ltd.

Tel. 03-6415-6231

松浦俊夫『TOKYO MOON』

毎週日曜日19:00～19:30 ON AIR

Inter FM 76.1MHz

『TOKYO MOON』へのメッセージはこちらまで

moon@interfm.jp

Inter FM 76.1MHz

www.interfm.co.jp