松浦俊夫｜夏のオリンピックを目前に控えたいま聴きたい音楽

松浦俊夫｜from TOKYO MOON 7月22日オンエア

夏のオリンピックを目前に控えたいま聴きたい音楽

日曜の夜、上質な音楽とともにゆったりと流れる自分だけの時間は、おとなたちの至福のとき。そんな時間をさらに豊かにするのが、DJ松浦俊夫によるラジオプログラム『TOKYO MOON』――。彼が世界中から選りすぐったすばらしい音楽や知的好奇心を刺激するおとなのためのトピックスを、毎週日曜日Inter FM 76.1MHzにて24時からオンエア。ここでは、毎週放送されたばかりのプログラムを振り返ります。今週は、夏のオリンピックを目前に控えたいま聴きたい音楽をお届けしました。

Text by MATSUURA Toshio

開催地ロンドンから届いた、ジ・インヴィシブルのニュー・シングルで幕開け！

いよいよ今週金曜に開幕する夏のオリンピック。番組の冒頭では、その開催地ロンドンから、ジャズの挑戦的な側面を大いに感じさせるオルタナティヴなバンド、ジ・インヴィシブルの最新リリースに収録されている楽曲を、同じロンドンの才人、フロウティング・ポインツが手がけた、浮遊感溢れるリミックスを紹介しました。

The Invisible 『Wings EP』

Emeli Sande
『Daddy ft Naughty Boy Remixes』

Jack Sparrow 『Afraid of Me』

今週末開催のフジロックフェスティバルで再来日を果たすジェイムス・ブレイク。その彼が、変名プロジェクトの“イファン・ダフィッド”名義でリミックスを手がけた、スコットランド出身の若き才女、シンガー・ソングライターのエメリー・サンデーの「Daddy -Ifan Dafydd Remix」を。つづいては、ダブステップ・サイドからジャズへのアプローチを試みたジャック・スパロウの、真夜中に振動するニュー・グルーヴをお届けしました。

後半は、フランスのメトロポリタン・ジャズ・アフェアーのメンバー。トランぺッターで、シンガーでもあるステファン・ロンゲットによる“ザ・ロンゲッツ・ファウンデイション”が、ブルックリン出身のジャズシンガー、グレゴリー・ポターをフィーチャーしたソウル・ジャズナンバーでスタート。つづいては、“ヴォーカリーズ”と呼ばれる、楽器のソロ演奏を歌に置き換えたような歌い方を編み出した、エディ・ジェファーソンによる「Freedom Jazz Dance」と、新旧の個性的なヴォーカル・ジャズをご紹介。最後は、オルタナティヴ・ロックバンドYo La Tengo（ヨ・ラ・テンゴ）のベーシスト、ジェームズ・マクニューのソロ・プロジェクト、DUMP（ダンプ）の4年ぶりの新作を、元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎が手がけたヴァージョンで幕を閉じました。

The Rongetz Foundation
『Go Go Soul』

REVIEW｜TRACK LIST

01. The Invisible / Wings -Floating Points Remix (Ninja Tune)
02. Emeli Sande / Daddy -Ifan Dafydd Remix (Capital)
03. Jack Sparrow / Good Old Days (Deep Medi)
04. The Rongetz Foundation / Go Go Soul (Heavenly Sweetness)
05. Eddie Jefferson / Freedom Jazz Dance (Inner City)
06. Patrice Rushen / Let Your Heart Be Free (Prestige)
07. Dump / NYC Tonight - Shintaro Sakamoto version (Presspop Music / Zelone)

Eddie Jefferson 『The Main Man』

Patrice Rushen 『Shout It Out』

Dump 『NYC Tonight』

ジャズとソウルの絶妙なブレンド、パトリース・ラッシェン来日！

1974年、わずか20歳という若さでジャズの名門レーベル“Prestige Records”からデビュー。以来、ジャズ、ジャズファンク、ソウル、ディスコなど、数かずの名曲を残してきたシンガー／ピアニストのパトリース・ラッシェンの来日公演が、真夏の東京を舞台に、コットンクラブで開催されます。彼女の楽曲は、ヒップホップやクラブ・ミュージックの作品に多数サンプリングされ、最近のディスコ・ブームでも再評価されるなど、世代を超えて多くの人びとに愛されています。アーティストのみならず、グラミー賞授賞式の音楽ディレクターも務めるなど、多才ぶりを発揮し続ける彼女。ヒット曲満載の熱いステージになることは間違いないでしょう。

PATRICE RUSHEN & FRIENDS
Leon“Ndugu”Chancler, Everette Harp,
Paul Jackson Jr. & Rhonda Smith
パトリース・ラッシェン＆フレンズ
レオン・ンドゥグ・チャンクラー、エヴェレット・ハープ、
ポール・ジャクソンJr. & ロンダ・スミス

日程｜8月3日(金)～6日(月)
会場｜コットンクラブ
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 3F
http://www.cottonclubjapan.co.jp

この公演にOPENERS読者1組2名をご招待！
日程　8月3日（金）
時間　20:00開場　20:45開演
ご希望の方は、下記の応募フォームよりご応募ください。

応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

※当選された方には当選通知メールをお送りします。当選された方は、件名はそのまま、必要事項を明記のうえご返信ください。なお、ご返信期限が過ぎた場合、無効となりますのでご注意ください。

＜公演詳細＞
日時｜8月3日（金）、6日（月）
[1st]17:00開場 18:30開演 [2nd]20:00開場 21:00開演
8月4日（土）、5日（月）
[1st]16:00開場 17:00開演 [2nd]18:30開場 20:00開演
チャージ7800円 (税込)

＜メンバー＞
Patrice Rushen (key,vo) パトリース・ラッシェン
Leon “Ndugu” Chancler (ds,per) レオン・ンドゥグ・チャンクラー
Everette Harp (sax) エヴェレット・ハープ
Paul Jackson Jr. (g) ポール・ジャクソンJr.
Rhonda Smith (b) ロンダ・スミス