Diary-T 243 Taiwan dictionary 台北高雄の旅 その一
Lounge
2015年4月15日

Diary-T 243 Taiwan dictionary 台北高雄の旅 その一

Diary-T Vol.32

Diary-T 243 Taiwan dictionary 台北高雄の旅 その一

文・アートワーク=桑原茂一

兼ねてから準備中の台湾dictionaryの創刊が決まった。

来る,七月十日である。7.11
と同時に、TASM2012 after311 Rokin'Allow
展覧会も七月が、高雄。九月が台北の順で開催される。
また、それに併せて、ディクショナリー倶楽部 in 台湾
ART SCHOOLを開催する予定だ。
もし可能ならば、
茂木健一郎さんとリリー・フランキーさん
のトークショーで台湾を盛り上げたいものだ。
乞うご期待である。

で、台湾。私は好きだなぁ~。
熱気と湿気と排気ガス、
アジアの猥雑さにかかせないネガティブオーラーも、
台湾はなぜかふわっと品がいい。

国会議事堂?首相官邸?を初め、
ほとんどの公共の建造物がとてもクラッシックで、
そこかしこにヨーロッパの香りすら感じられるのだ。

なんどか台湾を訪れているものの

古くなってくすんでいる古いビルの埃っぽさと超モダン建築の対比もエゴむき出しの日本のようなデタラメさは感じられない。きちんと国の統制がとれているのだろうか?

欲望を少し押さえた品の良さが私をノスタルジックな気分へ誘ってくれるのだ。

で、食べることが大好きな台北の人々
安くてうまい。日本人の口に合う味付けだと思う。
まるでお澄まし汁のようなシンプルな溶き卵と生海苔のスープがなんと九十円。
そして粉もんがまったく素晴らしい。
餃子の焼き方パリパリしかもその薄さと軽さ、てんこもりで百五十円。
多彩な蒸し物の頂点である小龍包の深みのある味二百円。
ひとり、三百円もあればお昼の極楽。

食べる合間に私は仕事をしている、と男は笑った。
つづく。

← Diary-T 243~248

購入はこちらから
http://ckstore.shop-pro.jp/?pid=42639180

           
Photo Gallery