Dior|銀座にてエキシビション「エスプリ ディオール」開催
はじまりから現在まで、ディオールの歴史を網羅
銀座にてエキシビション「エスプリ ディオール」開催
ディオールがブランドの軌跡をたどるエキシビション「ESPRIT DIOR(エスプリ ディオール) - ディオールの世界」を東京・銀座にて10月30日(木)から2015年1月4日(日)まで開催する。入場は無料。
Text by KUROMIYA Yuzu
ムッシュ・ディオールの時代から今日にいたるまでの旅
このエキシビションは、幼いころから日本の文化に親しんでいたクリスチャン・ディオールの想像の世界、同世代の芸術家たちとの交わり、比類のないコレクションを重ねながら創りだしたスタイル、舞踏会へのこだわりや女性に幸せをもたらすことにかけての驚くべき感性、こうしたすべてを過去から今日にいたるまでのクリエーションをたどりながら語っていく。
「ディオールと芸術家たち」、「ディオールの大舞踏会」などディオールのエスプリを象徴する12のキーワードに分けられ、アーカイブドレス、ディオールを長年撮り続けているパトリック・デマルシェリエの写真、映像をもって、ブランドの魅力を多角的に紹介。会場では、洋服や刺繍、バッグ、香水瓶など各分野の職人たちの実演もおこなわれる。
「アリュール・ディオール」では、“ニュールック”と名づけられたディオール伝説の誕生に迫る。「ディオールと日本」では、子供の頃から情熱の対象だったという日本との特別な交流の歴史を紐解く。そのほか、オートクチュールドレスの製作工程を知ることができる「ディオールのアトリエ」、ムッシュ・ディオールに憧れを抱かせた街「パリ」、マレーネ・ディートリッヒからジェニファー・ローレンスまで「ディオールを纏ったスターたち」といったキーワードが登場。
また、オートクチュールのアトリエがさながら魔法使いの洞窟のようだとすれば、フレグランスはうっとりするような魅惑の世界だという香水にもフォーカスしている。
いま改めて見返してもそのエレガンスと華麗さはまったく損なわれておらず、ムッシュ・ディオールの優れた先見性には驚くばかり。ブランドのはじまりから後継者ラフ・シモンズの才能によって支えられる現在までのクリエーションを網羅したエキシビションは必見だ。
「ESPRIT DIOR(エスプリ ディオール) - ディオールの世界」
会期|2014年10月30日(木)~2015年1月4日(日)
休館日|2014年12月11日(木)、2015年1月1日(木)
開催時間|10:30~20:00(最終入場時刻 19:30)
東京都中央区銀座3-5-8 玉屋ASビル
入場料|無料
0570-050-121
http://www.dior.com/couture/en_int/the-house-of-dior/exhibitions/esprit-dior