MIU MIU|ショートフィルム第8弾がプレミア上映
8作目はミランダ・ジュライが監督
ショートフィルム第8弾、ヴィネツィア国際映画祭にてプレミア上映
ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト最新作となる『SOMEBODY』が、8月28日(木)ヴィネツィア国際映画祭イベントにてプレミア上映された。監督を務めたのはミランダ・ジュライだ。
Text by KUROMIYA Yuzu
女性とはどうあるべきか?更なる可能性を求めて
国際的に活躍する女性映画監督が撮影を手がけ、女性ならではの感性によって、ときに美しく、ときに妖しく、そして幻想的な世界を描き出してきたミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語(MIU MIU WOMEN’S TALES)」。これまでに制作されたショートフィルムでは、それぞれが全く異なる視点で21世紀の女性らしさを見事に表現し、高い評価を得てきた。そして、このたびシリーズ8作目となるミランダ・ジュライ監督の『SOMEBODY』が完成。
誰でも友人や恋人に対して面と向かって話せなかったことや、言葉が全く出てこなかったことがあるだろう。このショートフィルムでは、ミランダ・ジュライが発案したあたらしいメッセージサービス「SOMEBODY」を中心にさまざまな物語が進行。出演者たちはこのあらたなテクノロジーを使って別れ話をし、仲直りをし、愛をはぐくんでいく。
現代の人間関係における不思議な優しさを見事に捉えるミランダ・ジュライ監督。
カンヌ国際映画祭で賞を受賞した『君とボクの虹色の世界』などの作品と同様に、このショートフィルムでも彼女ならではの感性を存分に発揮し、ほろ苦いユーモアを描きだした。
尽きることのないコミュニケーション、テクノロジー、アバター、アウトソーシングへの渇望を取り上げている今回のストーリーについて、「この映画は世界規模の公共芸術プロジェクトだと思っています。行動を生み出し、見知らぬ人が結びつき、非効率やリスクの価値について話しあってもらう場です」とミランダ・ジュライはコメントしている。
また、登場人物たちはミュウミュウの2014年秋冬コレクションとヴィンテージ衣装やストリートウェアといった、さまざまなアイテムを組み合わせて着用。それらのアイテムが劇中で重要な役割を果たしているのも見どころだ。
なお、これまでに発表された過去作品は、独占インタビュー、撮影風景とともに、ミュウミュウオフィシャルホームページにて公開中。
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