1962年、カジュアルはもちろんフォーマルなシーンでも着こなせるアロハシャツを製造・販売するため、スイムウエアブランドの「スプーナー社」と、伝統ある紳士洋品店の「レインズ社」の合弁会社により誕生したブランド「reyn spooner（レイン スプーナー）」。当時から、スプーナー社はハワイだけでなく、アメリカ本土のサーファーからも高い評価を得ていたメーカーで、いっぽうのレインズ社もまた「太平洋のブルックス・ブラザーズ」と言われるほどの高級店として認知されていた。

彼らは、サーファーが着古したシャツをイメージし、プリント生地を裏返しにして使う「リバースプリント」を採用。生地にかんしても、リバースプリント向けに綿60パーセント×ポリエステル40パーセントで組成される独自の「スプーナークロス」を開発し、商標登録。丈夫で、シワにもなりにくく、手入れもしやすいのが特長だ。さらに、ボタンダウンシャツをプルオーバーで仕上げることにより、これまでにないあたらしいアロハシャツのスタイルを提案。従来の概念を覆すアイテムとして、瞬く間に広がり、アロハシャツのステータスブランドとして、高い地位を確立していった。日本においても、1980年代のサーファーブームのなかから火がつき、現在では世界中の幅広い層に支持されている。

ジャーナル スタンダードでは、定番の生地を使ったシャツジャケットと、膝下丈のショーツをエクスクルーシブアイテムとして製作。セットアップとして着ることも可能で、旬なスタイリングを楽しめる。

爽やかなブルーのストライプ生地を使った上品なノースリーブのシャツ。スカートからパンツまで幅広いスタイリングで、着回しやすいのも魅力だ。シャツメーカーならではの仕立てのよさを感じてほしい

絶妙な着丈のオリジナルパターンで別注したチュニックシャツ。フェミニンなワンピースとして、またパンツと合わせてロング丈のシャツとしても楽しめる。リネン100パーセントの生地は非常に豊かな風合いをもつ