PHILOSOPHY|新しいクリエイティブ・ディレクターが就任
PHILOSOPHY|フィロソフィ
新しいクリエイティブ・ディレクターが就任
アルベルタ・フェレッティが、フィロソフィの新しいクリエイティブ・ディレクターにナタリー・ラタベージを任命。アルベルタ フェレッティのセカンドラインは、新たにこのイギリス人デザイナーに引き継がれることになった。
Text by KUROMIYA Yuzu
アルベルタ・フェレッティが同職を離れるのは、創設以来はじめて
イギリス出身のナタリー・ラタベージは、2000年にロンドンのセントラル・セント・マーティンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業。その後、クリスチャン ディオール時代のジョン・ガリアーノ、オスカー デ ラ レンタ、ヴァレンティノ、そしてグッチなど、数多くの一流メゾンで経験を重ねながらデザインスキルを磨き、最終的にはラルフローレンのシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めたキャリアの持ち主。
今回のデザイナーセレクションについて、これまで同ブランドを担当してきた創業者であるアルベルタ・フェレッティは次のようにコメント。「フィロソフィに、さらに独立した単独のヴィジョンを与えるべきときが到来したと感じました。女性らしさと無限のエネルギーの持ち主であるナタリーなら、フィロソフィ コレクションの本質的なスピリットをベストな方法で表現してくれると確信しています」
また、ナタリー・ラタベージは次のように語っている。「このすばらしい機会を得たことを光栄に思っています。アルベルタ・フェレッティの揺るぎない美的センスや、クリーンでコンテンポラリーなエレガンスに対していつも驚嘆の念を抱いてきました。フィロソフィの、時代を超えた個性的なスタイルや自然な女性らしさは、これまでつねにこのブランドを際立たせてきました。わたしは、こうした特徴を将来にむけて表現していきたいと思っています」
次世代に委ねられる形となった、フィロソフィ。新デザイナーのデビューステージとなる2013-14年秋冬コレクションに注目だ。