ブルース・ウェーバーのキャンペーンフォトからインスパイア

ドナテッラ・ヴェルサーチのクリエーティブリーダーシップのもとおこなうヴェルサスのコラボレーションシリーズの第1弾として起用されたジョナサン・アンダーソン。北アイルランドで1984年に生まれたアンダーソンは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでメンズウェアのデザインを学び、2005年に卒業、2008年に自身のファッションレーベル「J.W.アンダーソン」を立ち上げた。当初はメンズラインのみだったが、数年後にはウィメンズラインの展開をスタートし、今年、ブリティッシュ・ファッション・アワードで新人賞を受賞するなど、飛躍が期待される新鋭デザイナーだ。

彼は1996年にフォトグラファーで映画監督のブルース・ウェーバーによって撮影されたヴェルサスのキャンペーンフォトにインスパイアされたといい、「僕にとって、このアイコン的なイメージはヴェルサスのすべてを物語ります。これは僕の見るヴェルサスであり、男の子と女の子、女の子と女の子、男の子と男の子。純粋なものです」とコメント。

このキャンペーンフォトに触発されたコレクションは来年春ニューヨークでプレゼンテーションイベント形式で発表される予定で、ウィメンズ、メンズ、そしてアクセサリーをふくむコレクションはオンラインショップや世界各国の有名百貨店やセレクトショップなどで展開されるという。

ドナテッラも「私は常に若い才能に注目していて、ジョナサンの活躍には数年前から注目していました。ヴェルサスは楽しさ、変化、そしてデジタルが中心となっていきます。このコラボレーションを発表することが待ち遠しい」と語るなど、その期待は高まるばかり。またちがったヴェルサスの魅力を見せてくれるであろう、カプセルコレクションの誕生をいまから心待ちにしたい。

ヴェルサス
http://www.versus.it/