マーク ジェイコブス 2016年秋冬広告キャンペーンに灰野敬二を起用|MARC JACOBS
FASHION / WOMEN
2016年6月28日

マーク ジェイコブス 2016年秋冬広告キャンペーンに灰野敬二を起用|MARC JACOBS

MARC JACOBS|マーク ジェイコブス

2016年秋冬広告キャンペーンに灰野敬二を起用

日本人ミュージシャン灰野敬二(はいの けいじ)が、MARC JACOBS(マーク ジェイコブス) 2016年秋冬コレクションの広告キャンペーンに登場。この世のものとは思えない灰野敬二の謎に包まれた素質を、デビッド・シムズが力強く捉えた2016年秋冬広告キャンペーンは、8月よりオンラインや誌面にて展開予定。

Text by OPENERS

音と音の間に存在する、取りつかれた空間

マーク ジェイコブスが2016年秋冬コレクションの広告キャンペーンに、日本人ミュージシャン灰野敬二(はいの けいじ)を起用した。この謎めいた独自の世界観をもつシンガーソングライターは、今年2月にニューヨークで開催され高い評価を得たランウェイショーにて革新的な楽曲を提供した後、マーク・ジェイコブス自身が選りすぐりで集めた、個性溢れるキャストの一員として参加することが決定。

音色と音色の間に存在する取り憑かれた一瞬を追究したムーディーなチャイム音のサウンドトラックは、静まり返った真っ白な円形セットに響かせ、奏でられた。1970年代から音楽創作を続ける灰野の独創的なスタイルは、’間’という日本特有の音の概念をはじめとし、幅広い音楽に影響を与えてきた。

デザイナーのマーク・ジェイコブスは、自身のインスタグラム(@themarcjacobs)にて、灰野敬二について次のように語っている。

KEIJI、 サウンド

「灰野敬二は、’間’という英語にすると「ポーズ(一時停止)」や「スペース」と訳される、日本特有の音の解釈を取り入れることで知られています。敬二の音楽との出会いは、2016年秋冬コレクションのショーを開催する一週間前、私にメディテーションミュージックや、オルタナティブサウンドに関して教えてくれた友達から紹介された事がきっかけでした。

全てのショーにおいて音楽のセレクションは、セットや服、モデルと同様に重要です。計算しつくされたコレクションの体験、表現、視点を創り上げていく上で、欠かすことのできない要素なのです。暗示にかかったかのようにシンプル、奇妙、そして不思議なほどしっくり感じられた敬二のミュージックピースを聞き、ケイティ・グランド、スティーブ・マッキーと私は、秩序立ったベルとシンバルの音色が残す影と余韻にとり憑かれてしまいました。

そこから私たちはセットのアイデアを削ぎ落とし、目に入ってくるものは服と影のみ。「音と音の間に存在する、取りつかれた空間」という言葉のとおり、敬二の研ぎ澄まされた楽曲と床を打ち付ける重いブーツ音の対比だけをその場に残すようにしました。敬二の音楽は、卓越し瞑想的であると同時に次元を超えてユニークです。彼の仕事に注ぎ込まれているたゆまぬ献身とエモーションを、私は心から尊敬しています。彼の鍛錬された技術と知性溢れるアプローチは他に類を見ません。

私は、この世のものとは思えない灰野敬二の謎に包まれた素質を、デビッド・シムズが力強く捉えた2016年秋冬広告キャンペーンをここに発表できる事を心から光栄に思います。」

3月にニューヨークで撮影した広告イメージは、デビット・シムズにより撮影され、ケイティ・グランドがスタイリングを手がけている。8月よりオンラインや誌面に掲載予定。

2016年秋冬広告キャンペーン
http://mjin.tl/fw16adjp

問い合わせ先

マーク ジェイコブス カスタマーセンター

Tel.03-4335-1711

           
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