ニッポンの宝が集結!「BEAMS JAPAN」がニューオープン|BEAMS
FASHION / WOMEN
2016年5月23日

ニッポンの宝が集結!「BEAMS JAPAN」がニューオープン|BEAMS

BEAMS|ビームス

ニッポンの宝が集結!「BEAMS JAPAN」がニューオープン

セレクトショップのBEAMS(ビームス)が、日本をテーマにしたコンテンツをキュレーションして提案するプロジェクト”TEAM JAPAN”を発足。新宿に「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」をニューオープンさせ、そこを拠点に様々な日本の魅力を国内外へ発信する。放送作家・脚本家の小山薫堂氏を総合アドバイザーに、地下1階〜地上5階までフロアごとにテーマを設け展開するその内容から、新たな取り組みに意気込む設楽洋・ビームス社長の貴重なコメントまで、ビームス ジャパンの全貌をお届けする。

Photographs by TANAKA TsutomuText by YOSHIOKA Mina

「アッパレ!ニッポン」を合言葉に、世界にJAPANを発信

ショップの顔となる1階のエントランスフロアは、“日本の銘品”がお出迎え。山形県の工房で作られた“けん玉”や愛知県の陶園から届いた“招き猫”、愛媛県が誇る“みかんジュース”など全国各地の伝統工芸品や日用品、食品がずらり。そして隣には日本のクリエーションを紹介するイベントスペース、スペシャルティ珈琲専門店の「猿田彦珈琲」のコーヒースタンドが並ぶ。

なかでも注目のアイテムは、イラストレーターの長場雄氏とコラボレーションしたTシャツ。“西新宿の高層ビル群と富士山”という依頼に、長場氏が歌舞伎の隈取をしたキャラクターを書き足し完成。外国人の来店客も多い新宿の、新たな名物土産となりそうだ。

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大阪・秋村泰平堂が手がけた63個の提灯が飾られたファサード。提灯には47都道府県とビームス創業の地・新宿をアイコンにしたロゴが描かれている

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フロア奥には“TEAM JAPAN”メンバーの名前を木札に掲げた

2階は“衣”をテーマに、ビームスセレクトの日本ブランドがお目見え。日本と今の感性を反映する洋服のフロアとして話題となっている。そのなかで中心的存在なのが、熟練の職人技とクラシックな吊り編み機で着心地の良いスウェットを提供する「ループウィラー」と、不動の支持を集めるスーベニアジャケット(スカジャン)で名高い「テーラー東洋」のショップインショップ。他にも「RED CARD」や「HUMAN MADE」、「UNUSED」など日本が誇るブランドが揃う。

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「ループウィラー」と「テーラー東洋」は、それぞれBEAMSコラボレーションアイテムも販売

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日本ブランドは続々と入れ替わる予定だとか

3階のテーマは“コラボレーション”。国内外のブランドにビームスが特別にオーダーした別注アイテムが集結する。また、「アシックスタイガー」と「ミタスニーカーズ」とのトリプルコラボなどのスペシャルなスニーカーが登場するスニーカーのコーナーや「B印 ヨシダ」の新ラインのコーナーなども見逃せない。メンズ、ウィメンズのウエアから雑貨まで、コラボレーションの先駆者として数々のヒット商品を生み出してきたBEAMSならではのラインナップだ。

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左奥は「B印 ヨシダ」のコーナー。ビームス ジャパンだけの新ライン「NIPPON STANDARD」は要チェック

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盆栽を置いたり暖簾でコーナーを仕切ったり、インテリアも“ニッポン”をアレンジ

“趣”をテーマにした4階は、“トーキョー カルチャート by ビームス”がセレクトしたポップカルチャーからファインアートまでが揃うフロア。ストリートの熱気やサブカルの混沌が宿る空間は、まさに東京・新宿の今を表現している。造形集団の「ゲルチョップ」が手がけるキッチュで楽しい内装の中に並ぶのは、日本人アーティストによるプロダクツや、人気作家によるZINEやリトルプレス。ヴィンテージラジカセがあったり、木工作家によるユニークな作品があったりと、見ているだけでも心躍る。

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店内に日本独特の車種である軽トラックが出現

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家電収集家の松崎順一氏が主宰する「デザインアンダーグラウンド」のヴィンテージラジカセ

日本のアートとクラフトを発信する5階のテーマは“匠”。アートを担う“Bギャラリー”では、日本の今を反映する作家や日本をテーマにした作品など、様々な展覧会を予定。ここでは現在、元ブランキー・ジェット・シティの浅井健一氏のエキシビションを開催し、新作を含む原画作品を多数展示・販売している。そしてクラフトを担う“フェニカ スタジオ”では、日本の手仕事にフォーカス。宮城県・仙台木地製作所のコケシや陶芸家の濱田篤哉氏の陶器など、貴重な品々が揃う。

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Bギャラリーでは、浅井健一氏の個展「FRED&SUSAN」を開催中

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世界的な染色工芸家の柚木沙弥郎氏が、フェニカ スタジオのロゴマークを手がけたことも話題に

総合アドバイザーである小山薫堂氏がプロデュースしたレストラン「日光金谷ホテル クラフトグリル」がある地下1階は、まさに“食”がテーマ。百年洋食と呼ばれる、明治初期から続くメニューを揃えている日光金谷ホテルの協力のもと、日本の洋食文化を体現するフードメニューが実現した。また、全国各地からセレクトしたクラフトビールや、ジンや日本酒など珍しいクラフトリカーなどのアルコールも多数あるので、洋食との絶好なペアリングを楽しめる。

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日光金谷ホテルの“百年ライスカレー”をアレンジした“新宿百年ライスカレー”は、ここの看板メニュー

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トッピングにフライドエッグをのせた赤城和牛の“ビフテキ丼”

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設楽 洋|SHITARA Yo ビームス社長
「“日本”を切り口に、ファッション、プロダクツ、カルチャー、飲食まで、日本人ならではのセンスやウィットを世界に発信したいと、“TEAM JAPAN”を立ち上げました。匠が作り出す貴重なものから新しいおたくカルチャーまで、両極なものを一堂に揃えるショップはなかなかないですよね。その振り幅が、まさにBEAMSだと思っています。ファッションをテーマにした2階と3階はもちろん、4階と5階のフロアではカルチャーと匠を見事に組み合わせているので、その辺もぜひ見ていただけたらと思います」。

BEAMS JAPAN
住所|東京都新宿区新宿3-32-6 B1F-5F
URL|http://www.beams.co.jp/beamsjapan/
電話|03-5368-7300
営業時間|11:00~20:00(1F-5F)/8:30~22:30(猿田彦珈琲)/11:30~23:00 ラストオーダー22:00(クラフトグリル)
定休日|不定休

問い合わせ先

ビームス プレスルーム

Tel.03-3470-9393

http://www.beams.co.jp

           
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