セネガルの女性のためのチャリティーバッグを発売|Christian Louboutin
FASHION / WOMEN
2016年5月6日

セネガルの女性のためのチャリティーバッグを発売|Christian Louboutin

Christian Louboutin|クリスチャン ルブタン

ヴァレリー・シュリュンベルジェとセネガルで最も弱い立場にある女性と子供達を援助するため

クリスチャン ルブタンがチャリティーバッグを発売

クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)は、セネガルを中心とした西アフリカ地方の支援団体「La Maison Rose」の代表ヴァレリー・シュリュンベルジェ(Valerie Schlumberger)と最も弱い立場にある女性と子供達を援助するため、チャリティーバッグ「AFRICABA」を発売した。4月24日(日)より阪急メンズ大阪、阪急うめだ本店階バッグギャラリーズ、松屋銀座店、青山店、銀座店のみ先行発売され、5月1日(日)より全店で発売予定だ。

Text by OPENERS

芸術性と想像力を、クリスチャン ルブタンのスキルと融合させて誕生させたバッグ

クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)は、セネガルを中心とした西アフリカ地方の支援団体「La Maison Rose」の代表ヴァレリー・シュリュンベルジェ(Valerie Schlumberger)と最も弱い立場にある女性と子供達を援助するため、チャリティーバッグ「AFRICABA」を発売した。

La Maison Roseは、セネガルの職人達が持つ熟練した技や才能に焦点を合わせ、女性達が回復できるまで実用的で創造的な道を作る手助けをしている。La Maison Roseの女性達が提供する手仕事は、本能的な芸術性と想像力を合わせもつ。

デザイナーのクリスチャン・ルブタンは、長年の友人であるヴァレリー・シュリュンベルジェの考えに共感し、クリスチャン ルブタンのスキルを融合させたチャリティーバッグ「Africaba」を誕生させた。

クリスチャン・ルブタンはヴァレリー・シュリュンベルジェについてこう語っている。

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クリスチャン・ルブタンと、ヴァレリー・シュリュンベルジェ

――ヴァレリーとはいつからの知り合いですか?また、セネガルの職人達やアーティストに関する彼女の考えについては知っていましたか?

ヴァレリーのことは昔からの友人で、私が10代の頃に初めて会いました。彼女は常に西アフリカに関心があり、セネガルの家から戻ってくるたび、たくさんのものを買ってきていました。それは地域の人々によって、決して高価ではない素材で作り出されたものだったが、とても美しく、そのスマートな方法に私は魅了されました。彼女はこのアプローチをサポートし、他人と共有することに喜びを感じているのだと思います。

――ヴァレリーの仕事であなたが特に関心を抱いている事はありますか?

商品を売ってお金を作っていくこともとても素晴らしいことだと思うのですが、ヴァレリーは芸術や、職人が作った商品を売ることで慈善事業のためにお金を集めるだけではなく、アフリカやその地域の伝統的なクラフトマンシップが大きく広がっていく、そしてさらに認知されるようにと協力しています。また彼女は、アーティストの今後の人生まで考え、彼ら独特の才能を評価し、育てる事にとても関心を持っています。私はそんなヴァレリーの考えにとても関心を持っています。

――このプロジェクトの動機は何ですか?

ヴァレリーは大家族出身なので、互いに自立するためにはコミュニティーの重要性を熟知しています。また、援助する事が彼女の仕事だと思ってます。

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――アーティストや職人によって作り出される作品についてどう思いますか?

私は長い間、アフリカンアートやアフリカ工芸品の色やグラフィックの表現を尊敬してきました。私達はヴァレリーのパリにあるCSAOショップからも家具を購入し、クリスチャン ルブタン ブティックに何年も置いていました。アフリカでは熟練したクラフトマンシップと芸術がリンクしていると思います。アーティストは不用品に囲まれているかもしれませんが、子供のように無邪気な本能でそれらを使用し、何か新しいものを作り上げます。生態学における自然な感覚を持ち、再利用し、再定義をしているのです。

――このプロジェクトに関する作業は、通常のデザインプロセスとは異なるものでしたか?

まずサンプルを作り、その後それを完璧に再現する、通常のクリスチャンルブタンのプロセスとは全く違いました。デザインに対するアイデアはありましたが、職人達の最終的なクリエーションに対する解釈を優先しました。完璧を求めるのではなく、このバッグにある魅力は、実際に手で物を作る人々と共同で制作する際に生まれるわずかな違いにこだわりました。

インタビューを終え、クリスチャンの創造的な呼吸、終わる事の無い可能性への探究心、家族のような精神を持った彼のチーム。これらの要素はLa Maison Roseのワークショップにも見られると感じた。アフリカでは身の周りにあるものから美しい物を作り出すことは自然なことであり、それは想像力を働かせる事において必要なことだとこのバッグが教えてくれる。

La Maison Roseは、リサイクル変換資材を保証することにより、新しい人生を反映する製品を製作し続けている。それはLa Maison Roseで働く女性の人生のための一種の象徴でもあるのだ。ヴァレリーは「La Maison Roseは困難な立場にある若い女性や少女を助ける団体です。家が無かったり、一人もしくは沢山の子供を抱えて路上で生活していたり、中には妊娠している路上生活の女性なども保護しています。La Maison Roseでは温かく歓迎する家を用意し、耳を傾け、彼女達の子供達に及ぶまで適切なケアを施します。また、保護した若い女性達には職業訓練を提供しなければいけない状況にある事が明らかになりました。私の本当の仕事は女性に関してです。慈善プロジェクトに関わっている時、女性を助け、自立出来る様にする事が一番の狙いでもあります。」と語る。

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そんな二人の想いの詰まったチャリティバッグ「Africaba」は、フロント、サイド、バックそれぞれに違う布が使われ、全てのディテールが緻密で、デザインはユニークな仕上がりになっている。4月24日(日)より阪急メンズ大阪、阪急うめだ本店階バッグギャラリーズ、松屋銀座店、青山店、銀座店のみ先行発売され、5月1日(日)より全店で発売予定だ。また、コラボレーションバッグの収益金は、La Maison Roseの専門トレーニングの強化に繋がり、今までより更に大きなワークショップをオープンさせたり、より多くの女性に職業訓練を提供する事が可能になるという。

チャリティバッグ「AFRICABA TISSU/CALF」
価格|15万7000円(税抜き)
店舗|4月24日(日)〜阪急メンズ大阪、阪急うめだ本店階バッグギャラリーズ、松屋銀座店、青山店、銀座店
5月1日(日)〜全店にて

問い合わせ先

クリスチャンルブタン ジャパン

Tel. 03-6804-2855

http://www.christianlouboutin.com

           
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