FURLA｜著名アーティストのドキュメンタリー制作をサポート
FURLA｜フルラ
FURLAが著名アーティストのドキュメンタリー制作をサポート
FURLA（フルラ）が主催する、文化を支援する財団「Fondazione FURLA（フルラ財団）」。今回、世界的に著名なアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチがミラノの現代美術館（PAC）で開催するエキシビション「The Abramovic Method」でのパフォーマンスをおさめたドキュメンタリーフィルムの制作をサポートするという。
Text by KUROMIYA Yuzu
“芸術は観衆によって完成”という哲学から生まれたエキシビション
文化的プロジェクトの継続と国際的な発展を目的とし、2008年に設立したFondazione FURLA（フルラ財団）。才能豊かなイタリア新進気鋭のアーティストたちの支援などをおこなってきたこの財団はこのたび、世界的に著名なアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチとのコラボレーションにより、ミラノにあるPAC（the Pavillion of Contemporary Art）で開催するエキシビション「The Abramovic Method」のドキュメンタリーフィルム制作をサポートする。
旧ユーゴスラビアのベオグラードでアーティストとしてデビューし、先駆的なビジュアルアート作品をつぎつぎと生み出してきたマリーナ・アブラモヴィッチ。2009 年開催のFURLA 芸術賞のパトロンでもある彼女は、同エキシビションでパフォーマンスアートがもつ改革の力と観衆との関係性の重要さを探求。
ディレクションを手がけるジアダ・コラグランデによって撮影されるドキュメンタリーは、プロジェクトの全貌を明かすほか、実際にアーティストとかかわり合い、パフォーマンスを体験した参加者の精神的及び肉体的な改革を語るという。
このエキシビションは、マリーナ・アブラモヴィッチの最近の3つのパフォーマンスから影響され、彼女の芸術と観衆との関係における認識に深い影響を感じたことから誕生。クオーツやアメジスト、トルマリンなどの鉱物がはめ込まれたインスタレーションを使用し、観衆は相互作用を活用したインスタレーションに触れたり、立ったり、座ったり、横たわったりして『The Abramovic Method』の世界を感じることができるという、体験型の内容になっている。
今回の支援にかんしてFURLA代表取締役社長、ジョヴァンナ・フルラネット氏は「わたしたちはこのプロジェクトと非常に優れた才能をもったすばらしいアーティスト、マリーナをサポートできる事を光栄に思っています。また、ジアダ・コラグランデのディレクターとしての高い感性によって「The Abramovic Method」がより多くの人びとに受け入れられることになるでしょう」と語っている。
フルラ ジャパン株式会社
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