CAMPER｜デザイン・オフィスNendoがショップをデザイン

CAMPER｜カンペール

デザイン・オフィスNendo×カンペールによる“カンペール・トゥギャザー Nendo”

カンペール・大丸心斎橋店オープン

大丸心斎橋店のカンペール・ショップが、大阪初となる“トゥギャザー・コンセプト”のショップとして3月30日（金）に生まれ変わる。今回デザインを手がけたのは、建築、インテリア、イベント、家具、プロダクト、グラフィックなど領域を超えた活動で世界的に評価を受ける佐藤オオキ氏率いるデザイン・オフィスNendo 。ミニマルなルックスのショップは、無重力の世界にいるような感覚を引き起こす斬新なデザイン！

Text by KAJII Makoto （OPENERS） VIRTUAL IMAGES BY NENDO

シューズが際立つ、純白の新ショップ

カンペールの“トゥギャザー・コンセプト”は、世界をリードする気鋭デザイナーによるコラボレーション･プロジェクト。カンパナ兄弟、アルフレッド・ハベリ、ハイメ・アジョン、コンスタンチン・グルチッチ、マリア・ブレイス、ベルンハルト・ウィルヘルム、ロナン＆エルワン・ブルレック、ミシェル・デ・ルッキ、吉岡徳仁……現代の国際社会で必要とされるデザインをとおして、さまざまな文化や創造のノウハウを、ひとつのプロジェクトに取り込んでいる。

今回の大丸心斎橋店のショップは、Nendoがデザインしたはじめてのカンペール・ショップで、佐藤オオキ氏は、「カンペール・シューズは、より早く走るためのランニングシューズや履いていることがステイタスとなるようなシューズではない。単純に歩くことを楽しむためのシューズだとおもうので、今回のデザインでは店内に靴が浮かんでいるような、靴自体が散歩しているようなデザインにしました」と語る。

さらに「ディスプレイ用だけではなく売りもののシューズも浮かんでいます。靴が置いてあるのは細いチューブと足型からなるスタンドなので、ほとんど目立たず浮かんで見えます。壁と天井をつたう足型スタンドのアングルやポジションは、それぞれ少しずつことなり、店内でお客さまを誘導するルートをつくりだしているだけでなく、スローモーションで靴が歩いているかのようです」とデザインを伝える。

4月中旬には、吉祥寺にイタリアデザイン界の巨匠ミケーレ・デ・ルッキがデザインしたショップもオープンする予定というカンペール。靴はもちろん、独創的なショップデザインにも注目したい。