talking about wonder gift 2015 【松浦弥太郎】|MARGARET HOWELL
FASHION / WOMEN
2015年12月3日

talking about wonder gift 2015 【松浦弥太郎】|MARGARET HOWELL

MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエル

talking about wonder gift 2015

松浦弥太郎が語る「贈りもののこだわり方」

『暮しの手帖』編集長からクックパッドへ移り、「くらし」と「きほん」にフォーカスしたウェブメディア『くらしのきほん』(https://kurashi-no-kihon.com/)をスタートさせた松浦弥太郎氏。“丁寧な暮らし方”の達人で、マーガレット・ハウエルの服を愛用する松浦氏に、「ギフトのこだわり」をうかがった。

Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto

自分はとても「知りたがり」

よく「クリスマスに何を贈ったらいいのかわからない」という話を聞きますが、僕は普段から、「このひとは何が好きで、何が欲しいのか」を観察しています。ひととひとのコミュニケーションは、自分を伝えるのと同時に、相手を知りたいというのが基本。ひとは、自分の好きなモノ、好きなこと、欲しいモノ、興味のあることを話すとおもしろがってくれるので、つぎに「では、あなたは?」というのを大切にしています。そうやってクリスマスにかぎらず、普段から情報収集しています。

モノの行き場所が困らないように

モノをプレゼントするにはそういう情報収集が不可欠で、さらにクリスマスが近づいたから買うのではなく、「あ、これはあのひとが好きそうで、きっと外さない」と思ったものと出合ったら、早めに買うのもポイント。モノはずっと残るので、気に入ってくれなかったらとても残念だし、モノの行き場所も困るでしょう。だから、食べたり飲んだりしてなくなる“消えモノ”も贈りものとしてよく使います。プレゼントに一言メッセージを添えるのも忘れませんね。

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クリスマスは、世の中全体が盛り上がるすてきなイベントで、ひとのことを想い、かんがえ、感謝の気持ち伝えるのにいいきっかけになります。僕は、メリークリスマスだけど、「いつもありがとう」という気持ちで贈ります。

気持ちが伝わる“組み合わせ”のギフト

最近ギフトで好きなのは、マグカップとコーヒー豆とか、靴と靴下など、組み合わせをかんがえて贈ること。単品だと、どうしてもモノのクオリティや値段で選んでしまいがちですが、組み合わせるとセレクトの気持ちが伝わって、そこから笑えたり、ちょっとハズしたり、感心されたり、ちがう世界に連れて行ってくれます。組み合わせをかんがえるのも楽しいし、時間と頭を使ったこともわかるし、「気持ちとして重たくない程度に伝わる」のが理想ですね。

マーガレット・ハウエルで選ぶならニット。シャツとニットの組み合わせはいいですね。メリノカシミヤのニットは自分が欲しいです。服とマグカップとか、ストールなどの巻きものとソックスとか、冬ならではの温かさが伝わるセレクトは誰からもよろこばれると思います。

松浦弥太郎|MATSUURA Yataro
文筆業、編集者
1965年東京生まれ。渡米後、アメリカの書店文化に触れ、日本におけるセレクト書店の先駆けとして『COWBOOKS』を立ち上げる。多方面のメディアにてエッセイストとして活躍。2006年から2015年3月まで、約9年間『暮しの手帖』の編集長を務める。2015年4月よりクックパッド株式会社入社。7月1日にウェブメディア『くらしのきほん』(https://kurashi-no-kihon.com/)をスタート。新聞、雑誌の連載の他、著書多数。

問い合わせ先

アングローバル

Tel. 03-5467-7874(MENS)

Tel. 03-5467-7864(WOMENS/HOUSEHOLD GOODS)

http://www.margarethowell.jp


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