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2015年4月16日
坂本龍一|第15回 「友人」について言いきる
第15回 「友人」 について言いきる
教授自らの回答ですべて解決! する「上から」言いきる。
大貫妙子さんとのふたりだけの全国ツアー「A PROJECT OF TAEKO ONUKI & RYUICHI SAKAMOTO」も22日の札幌市民ホールで無事千秋楽を迎えた。ツアー記念、「全部」言いきる連載、今回のお題は、友人とは。
回答=坂本龍一Photo by JAMANDFIX
坂本教授は多くのすてきなお友だちをもたれているかと思いますが、真の友情とはどのようなものだと思われますか?
また、そのような友を得るためには、どんな人間であるべきでしょうか?
僕は、アート・リンゼイでした
僕には友だちの指針があります。
ニューヨークのいま住んでいる家に引っ越してすぐに朝5時ぐらいに扉を突き破って強盗が入って、とても怖い思いをしたんだけど(盗まれたのは新品の自転車ぐらい)、そのときに深く思ったのは、危機的な状況のときに誰に電話をするか、誰に助けを求めるかが、友人かどうかの基準。そのときはアート・リンゼイを思い浮かべたんだけど、朝5時だったので、連絡はしませんでした(笑)。
僕には日本にもヨーロッパにもブラジルにも、いろんな国にひとりかふたりぐらいそういうことのできる友だちがいるんです。それは幸せなのかな?
「ビジネス」と「クリエイション」の折り合いのつけ方をお教えください。
法則なんてない
そんなものは、ないでしょう。
でも尊敬するひとつの事例は、コムデギャルソンです。
アーティスティックな部分とビジネス的な部分は、きっと法則なんかなくて、一生懸命やっているんでしょう。
川久保玲さんはすばらしいですね。