JACK SPADE|初のスーツ「ベントン・スーツ コレクション」
JACK SPADE|ジャック・スペード
実用性とクリエイティビティをあわせもつブランドのDNAから生まれたスーツ
ブランド初のスーツに注目、「ベントン・スーツ コレクション」
ビジネスで使用できる実用性と、クリエイティビティをあわせもつNY発ブランド「JACK SPADE(ジャック・スペード)」から、初のスーツコレクションとなる「THE BENTON SUIT(ベントン・スーツ コレクション)」が今シーズン誕生。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
5つの大きな特徴をもつスーツコレクション
ジャック・スペードの「ベントン・スーツ コレクション」は、都会的なフィットと、クリエイティブなアイデアから生まれたディテールで構成されたビジネスマンのユニフォーム。フィット、ファブリック、コンストラクション、ディテール、スタイリングの5つに大きな特徴をもつ。
ウォールストリートはもちろん、セントラルパークに向かってブロードウェイを闊歩する。そんなニューヨーカーの日常に取り入れられる都会的なスーツのシルエットとは。肩のラインはナチュラルショルダーで自然で動きやすく、ボタン位置は高めにセットしカジュアル感をあわせもつ。着丈は少し短めで、パンツはスリムフィットとなる。
ファブリックは、1836年創業の老舗、イタリア・マルゾット社製の100sウールを使用。快適さと耐久性を備えながら、美しいルックスを実現する。
コンストラクションでは、もっとも機能的とされる“ハーフキャンバス製法”を採用。伝統的なこの製法は、胸部からラペルにかけてキャンバス素材を表地の裏に手作業で縫い合わせることで、身頃から肩のラインをシャープに守る。また、着れば着るほどに、キャンバス素材が身体の形に添ってくるため、高いフィット感を得ることができる。安価なフューズ製法と異なり、接着からくる生地の膨れや型崩れを起こさないため、高耐久で長く愛用できる。
細身のラペルや、バッグから受け継いだユーティリティポケット、最高の着心地を提供する「ベンベルグ」をライニングに採用。ラペルから裏地に至るまでピックステッチを採用するなどディテールも見どころだ。
ジャケットとパンツは別売りで、スーツとしてだけではなく、さまざまなオケージョンに対応したカジュアルなスタイリングも可能なデザイン。いかに「日常にジャケットやトラウザーズを取り入れる」のか、ジャック・スペードらしい崩しのテクニックも発揮できる。また、アイデアを書き留めるペンとメモ帳、そして小説がジャケットの内ポケットにスマートに収納できるようになっているなど、実用を配慮したアレンジにブランドらしさを感じる。