roar|ステンドグラスをモチーフとしたクロスガンの新作
roar|ロアー
プロダクトブランド「セント ヘヴォゴン スタジオ」とコラボレーション
ステンドグラスをモチーフとしたクロスガンの新作アイテム
「クロスガン」をトレードマークに“LOVE & PEACE”を掲げ、アメリカンカジュアル、ミリタリー、フォーマルなど多様なテイストをミックスしたスタイルを展開する「roar(ロアー)」。このたび、アートスタジオ「St. Heavogon Studio(セント ヘヴォゴン スタジオ)」とのコラボレーションにより、ステンドグラスをモチーフとしたアイテムを発売する。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
クロスガンモチーフのルーツをたどった意欲的な取り組み
ロアーは、2014-15年秋冬の展示会場にてオリジナルのステンドグラスを披露した。これは、予てから交流のあるアートスタジオ「St. Heavogon Studio(セント ヘヴォゴン スタジオ)」との共作によるもの。互いの創作物にたいして、強い関心をもっていたという両者は、惹かれ合うようにしてプロジェクトをスタートさせたという。
セント ヘヴォゴン スタジオは、「Out of Place Artfacts(=場ちがいな工芸品)」をテーマに、「toilet(トイレット)」などのファッションブランドを手掛けてきた谷和レオ氏がプロデュースするプロジェクト。自由度の高いデザインのステンドグラスやオブジェを製作し、さまざまなフィールドでアートワークを展開している。
今回披露されたステンドグラスは、ロアーの「クロスガン」の原型であるピストル「peace maker」が生まれた西部開拓時代に合わせて“納屋で発見されたステンドグラス”というイメージをもとに作られた。
ステンド枠に使用した木製の枠も実際に100年前のアメリカで使われていた納屋の窓枠を使用。当時の技法と同じように、ガラスの粉が混じっている顔料をワインビネガーで溶いて絵の具を作り、描いては1枚1枚、炉でガラスに焼き付けたガラスパーツを作り、ステンドを組んでいる。
ロアーは、このステンドグラスからインスパイアされたアイテムを発表。ブルゾンやジャケット、シャツなどの背面に、大胆にグラフィックをのせた。その手法も、フロッキープリントやラインストーンなど、さまざまだ。
トレードマークの「クロスガン」は、セント ヘヴォゴン スタジオとのコラボレーションによりあらたな感性を吹き込まれ、これまでにないあたたかみと厳かなムードを帯びて、プロダクトに宿る。本コレクションは、9月にはすべて店頭に並ぶ予定だ。
ロアー
Tel. 03-3461-6969
http://www.roarguns.com
HEAVOGON
http://www.heavogon.com/heavogon/Heavogon_home.html