Paul Smith｜テーマは“I LOVE JAPAN”！
Paul Smith｜ポール・スミス
テーマは“I LOVE JAPAN”！
日本ではじめてのファッションショウを開催
Paul Smith（ポール・スミス）による日本初のファッションショウが10月16日（日）、東京ミッドタウンで開かれた。デザイナーのポール・スミス氏自身も来日し、今回のショウのテーマにもなった「I LOVE JAPAN」のメッセージを訪れた人びとに伝えた。
文＝谷中朋未写真＝宮澤守
「虹の向こうには必ず光がある」と日本へエール
10月16日（日）から22日（土）まで開かれた「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」のキックオフショウとして開催されたポール・スミスの2012年春夏コレクション。今回のショーは震災に見舞われた日本のためにと企画されたものであり、今年6月にパリで発表されたメンズコレクションと、9月にロンドンで発表されたウィメンズコレクションをあわせたブランド初の合同ファッションショウというスペシャルな構成となった。
冒頭、ポール・スミス氏は日の丸を掲げながらランウェイに登場。自身の日本とのつながりと日本への深い愛情を伝えた。
ショウでは、ローリングストーンズやビートルズなど、すべてイギリス人アーティストの楽曲を採用。洗練された色合いのミニマルでシンプルなスタイルのメンズコレクションと、ポール・スミスらしいカラフルな差し色が印象的で、リラックスした雰囲気のウィメンズのコレクションが約700人のゲストに披露された。
フィナーレでは、ビートルズの『All You Need is LOVE（愛こそはすべて）』が流れるなか、虹を表現した7色のカラフルなシャツをまとったモデルとともに、白いシャツを着てポール・スミス氏が登場し、「毎日があたらしいはじまりであり、虹の向こうには必ず光がある」と日本へのエールを送った。
また、ショウの模様はライブストリーミング中継で配信されたほか、東京・六本木の「メルセデス・ベンツ コネクション」や福岡、仙台の会場にスクリーンを設置し、ゲスト延べ500人を招いたパーティー形式のパブリックビューイングも開催された。