MENS FASHION WEEK 2012 SINGAPORE|アジア初のメンズファッションウィーク・シンガポール4・5日目
アジア初、ミラノ・パリにつぐメンズファッションウィーク開催
「MENS FASHION WEEK 2012 SINGAPORE」4・5日目
4月18日から22日の5日間、シンガポールの名所、マリーナベイ・サンズで開催された「MENS FASHION WEEK 2012 SINGAPORE(メンズファッションウィーク・シンガポール)」の4日目と5日目は、欧米で注目されるブランドがランウェイに登場した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Providing agency by FIDE FASHION MEDIAPhotographs by HIRANO Koji
4日目には、CASELY-HAYFORDなど欧米ブランドが登場
第2回メンズファッションウィーク・シンガポール(MFWS 2012)の4日目は、「ALEXIS MABILLE(アレクシ マビーユ)」、「BODY BOUND(ボディバウンド)」、「CASELY-HAYFORD(ケイスリー ヘイフォード)」、「MATTHEW MILLER(マシュー ミラー)」、「RECKLESS ERICKA(レックレス エリカ)」、「RICHARD CHAI(リチャード チャイ)」の6ブランドが登場した。
アレクシ マビーユは、2005年にブランドをスタート。2010春夏からパリ・メンズコレクションに参加し、注目されている。
ボディバウンドは、ロンドンを拠点にするメンズブランドで、09年にスタート。タフなコレクションを見せつけた。
ケイスリー ヘイフォードは、ジョー・ケイスリー・ヘイフォード氏と息子のチャーリー・ケイスリー・ヘイフォードによる英国ブランド。“伝統のその先”をキーワードにして、ジョーのスキルとキャリアをベースに、英国らしい伝統と技術をリスペクトしたものづくりをおこなっている。
期待の新鋭ブランド、マシュー ミラーは、テクノロジーを駆使したロジカルなアプローチで独特のコレクションを展開。総柄のモチーフは、デザイナーのマシュー・ミラー自身がロンドンの街中で撮影した木々や岩、ポスターなどをプリントしたもの。
地元シンガポールのブランド、レックレス エリカは、長髪の男性モデルと女性モデルが交互に登場するという奇抜なショーを展開。2009年秋冬からシンガポールでコレクションをおこなっている。
リチャード チャイは、ニューヨークで注目される若手デザイナーのひとり。韓国系アメリカ人で、04年に自身のブランドをスタート。2009年春夏にメンズを立ち上げ、日本のセレクトショップでも取り扱いがある。
5日目は、MCMが盛大なショーを開催
MFWS 2012最終日となる5日目は、「MCM(エムシーエム)」単独のショーを開催。アジア唯一のメンズファッションウィークの幕を華々しく閉じた。
エムシーエムは、ブランド発祥の地“ミュンヘン・ワイルドライフ”をテーマにコレクションを展開。メンズとウィメンズがランウェイを行き交い、MCMのモノグラムを纏ったセグウェイや、韓国の人気俳優がモデルとして登場。多彩なデザインのバッグもふくめて華やかな演出も見ごたえがあった。
今回のMFWS 2012の主催者のFide Multimedia(FIDEグループのメディア部門)は、このメンズファッションウィークのほか、2011年11月にはフランス以外では世界初となるオートクチュールコレクションをシンガポールで開催した。グループのCEOであるFrank Cintamani氏は、シンガポール出版協会会長、シンガポール映像協会代表も務めている人物だ。
第2回 MENS FASHION WEEK 2012 SINGAPORE
http://fideproductions.com/mfw-events-2012/
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