Birvin Uniform|注目の大人カジュアルブランドの2012-13秋冬コレクション速報
Birvin Uniform|バービンユニフォーム
今春のデビューコレクションは、伊勢丹とエストネーションで展開中
海の匂いが優しい、2012-13秋冬コレクション
“ビーチサッカー”をテーマにした2012春夏コレクションが好評で、デビューながら、エストネーション有楽町・六本木・銀座・名古屋の各店と、伊勢丹新宿店メンズ館2階での展開で好スタートを切ったメンズカジュアルブランド「Birvin Uniform(バービンユニフォーム)」。セカンドシーズンとなる2012-13秋冬もユニークなコレクションを打ち出している。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
“海辺に住む一人の男”は、郵便局員をイメージ
アンティークな自転車でロングボードを運ぶ男は、郵便局員。平日はときに犬に吠えられながらも真面目に手紙を運び、週末は童心に帰って海とたわむれ、大好きな酒と服で自分を解放していく――海辺に住む一人の男の生活をイメージし、遊び心ある“メンズ服のスタンダード”を展開、コンフォートなスタイルを提案するのがバービンユニフォームだ。
郵便局員という設定にのっとり、コートの胸元のポケット口にインクが浸みたような跡をつけたり、20世紀初頭のヴィンテージファブリックを使用するなど、ブランドの持ち味である大人のウィットをいかんなく発揮。春夏のデビューコレクションで好評だったアイテムや素材、加工などは継続しつつ、秋冬らしさを盛り込んだ演出をくわえている。
さらに、10色以上の色糸を使ってミックス感を出し、ユーズド感もアピールするショールカラーのニットは、オールハンドメイドの凝った仕上げになっている。アウターからインナー、さらに“秋にはく”ショートパンツなどボトムスのラインナップは、海辺に暮らす男のワードローブを連想させ、早くも好評だという。
2回目のシーズンながらコートやセットアップもできるジャケット、ニットなどの重衣料も揃えた“海の匂いがする”コレクションは、真面目な服づくりから生まれる大人のユニークピースといえる。